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【株式・前引け】日経平均は小幅反発、方向感定まらずモミ合い

 13日の東京株式市場の前場は、前日の米株式市場の反発を受ける形で、日経平均株価が前日終値比7円18銭高の小幅高で始まった。上値の重さを嫌気した売りに押され、10時8分には一時9278円まで下落したが、出遅れ感の強いディフェンシブ株に物色が入り、同9円55銭安高の9308円16銭で引けた。一方、TOPIXは同0.83ポイント安の884.60と続落した。  東京市場寄り前の外国証券経由売買注文は、売り2900万株、買い2600万株の差し引き220万株の売り越しとなったことに加え、11日まで5日続伸となった短期的な過熱感から、円高をきっかけとした利益確定売りが主因と見られている。なかでも円ドルが一時、95円80銭台を付けるなど、円高傾向が鮮明になりつつあることが懸念される。  前週の1日当たり東証1部の出来高は25億2000万株、売買代金は1兆1600億円と、前々週比で膨れあがった反動で、ここにきて細ってきており、本日の出来高、売買代金も10億9780万株、売買代金は7250億円と、前日比でエネルギーが弱まってきている。今週末に3月期決算企業の決算発表がピークを迎えるが、その行方を見極めたいとの思惑もありそうだが、出来高・売買代金の動向も今後のカギを握ることになりそうだ。  東証業種別では33業種中、精密、鉱業、保険、情報など19業種が上昇。一方、下落は14業種で海運、ガラスなどのマイナス幅が大きい。個別銘柄では、携帯向けタッチパネルの増産が伝えられた日本写真印刷、レンゴー傘下入りが伝えられる日本マタイ、純益がアナリスト予想を大きく上回ったカルチュア・コンビニエンス・クラブなどが目立った。  累積売買代金は、8500~9000円台に69兆円、9000~9500円台に23兆円、9500~1万円台に4兆7000円が固まっていると言われている。フシ目もない代わり、積極的な買い材料も見あたらないため、利益確定売りに押されるものの、9200円台後半には押し目買いの待ちが入るなど、下値も限定的と見られている。

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