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【株式・前引け】米国株安や円高受け、3日ぶりに反落

 21日前場の東京株式市場は3日ぶりに反落。日経平均株価は前日終値比109円49銭安い9235円15銭、TOPIXも同9.24ポイント安の877.06で引けた。  前日の米国株式市場が、NYダウ、ナスダック、S&P500とそろって下落したことや、為替が1ドル94円台、1ユーロ130円台と円高に振れていることなどが嫌気された。東京市場は日経平均で前日比64円安で寄り付いたあと、先物の大口売りに先導される形で9時58分ごろには同154円安まで突っ込む場面もあったが、その後やや持ち直した。  朝方の外国証券経由の注文状況が、売り1610万株に対し買い2090万株と、2日連続で買い越しとなったことや、内閣府が景気基調判断を上方修正したことなどが下値を支える要因となったもよう。ただ、東京、神奈川という首都圏でも新型インフルエンザ感染者が出たことは警戒材料、との見方も市場には広がっている。東証1部の売買高は9億9985万株、同売買代金は6464億円と、市場エネルギーは盛り上がりに欠けた。  業種別では、東証33業種中、上昇は非鉄、紙パ、ゴム、空運、鉱業の5業種のみ。下落率が大きかったのは、前日に大手が減益決算を発表した保険をはじめ、石油、証券、精密機器など。指数影響力が大きい銘柄が売られる傾向があり、個別で値上がりが目立ったのは、小型低位株が中心。インフルエンザ対策がらみでシキボウ、ダイワボウなど一部の繊維株が買われたほか、T&Gニーズ、インボイス、ブックオフなどが今期決算見通しの改善を受けて上昇。一方で、ソニーやアーク、CSKなどが下落した。

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