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【株式・前引け】利益確定売りを吸収し、日経平均は6日続伸

 3日前場の東京株式市場は小幅ながら続伸。日経平均株価は前日比34円95銭高の9739円26銭で、6営業日連続の上昇、TOPIXは同1.61ポイント高の915.17と8営業日続伸した。東証1部の出来高は、概算で9億6273万株、売買代金は6227億円だった。  前日の米国株式市場は、4営業日連続の上昇となった。4月の仮契約住宅販売指数が市場予測を上回ったことから、米国景気に対する底入れ期待が改めて高まり、NYダウは今年1月8日以来、ナスダックは昨年10月13日以来の高値をつけた。一方、外国為替市場では円相場が1ドル95円台と、日本の輸出企業の平均想定レートより円安水準で推移した。  本日の東京株式市場は、昨日までの連騰で過熱感が警戒されていたが、米国株高と円相場水準を好感して、日経平均は前日比19円高でスタートした。寄り付き前の外国証券経由の売買注文動向は、売り1660万株、買い2180万株で、差し引き520万株の2日連続買い越しだった。TOIPIXは一時小幅安に転じる場面もあったが、両指標とも続伸で前場を終えた。日経平均は前日ザラ場の高値には届かなかったが、警戒感を先高期待がわずかに上回った格好だ。  東証33業種のうち、21業種が値上がり。ガラス、化学、石油、精密機器などが高い。値下がりは12業種で、紙パルプ、保険、倉庫、医薬品などが下げた。個別銘柄では、ユニクロの既存店で7カ月連続の売り上げ増が伝えられたファーストリテイリングをはじめ、宮越商事、ゴールドウィン、ABCマートなどが買われている。一方、前日までの過熱感から売られているのがニチコンで、7日ぶり反落。ソースネクストも4日ぶり反落。ソニー・ファイナンシャルGは前日の外資系証券2社の投資判断引き下げによる下げを引きずっている。  後場の焦点は、引き続き為替やアジア株の動向だが、依然として高値警戒感から利益確定売りが出やすい状況にある。個人投資家と世界的な投資マネーがようやく回帰しつつある市場が、そうした売りをどこまで吸収できるかが注目される。

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