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【株式・前引け】小幅反発だが、今晩の米国雇用統計発表を前に手控えムード

 2日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日比19銭高の9940円12銭、TOPIXが0.82ポイント高の929.12と小幅反発した。  前日の米国株式市場は、NYダウが57ドル高の8504ドル、ナスダック総合指数は10ポイント高の1845と反発した。6月の米国サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が6カ月連続の改善となったことに加え、5月の仮契約住宅販売指数も4カ月連続で上昇、6月の新車販売台数の減少幅も前月から縮小したことで、NYダウの上げ幅は一時133ドルを超えた。が、民間調査会社ADPが発表した6月の全米雇用リポートで、非農業部門雇用者数(政府部門除く)の減少幅が市場予想を上回ったことが明らかになると急速に伸び悩んだ。  寄り付き前の外国証券10社ベースの売買注文は売り2560万株、買い1910万株と売り越しに転じた。日経平均は53円高の9993円と小高く始まったが、先物に売りが出ると値を崩し、マイナス圏でモミ合いを続けた。ただアジア市場が堅調に始まると値を戻し、結局プラス圏で引けた。  東証1部の出来高は概算で10億2737万株、売買代金は6753億円と停滞。東証1部の値上がり銘柄数は775、値下がり銘柄数は739、変わらずは181。業種別では、東証33業種のうちゴム、保険、非鉄など16業種が値上がりとなり、その他金融、不動産、建設、銀行など17業種が値下がりとなった。  物色は値動きの軽い中小型株が中心になった。前日に好決算を発表したクラウディアに加え、リズム時計や兼松日産農林など低位材料株が買われ、ハイブリッド車向け電池の増産が報じられた日立も値を上げた。一方、NY原油価格の下落を背景に、国際帝石や新日石など石油関連株は売りが先行。ケネディクスなど新興不動産株も値を下げた。  後場の注目は、昼のバスケット商いやアジア株、やや円高に振れている為替の動向になるが、市場では、今晩に発表される6月の米国雇用統計の結果を見極めたいとの声が多く、手控えムードが広がっており、先物の動きに振り回される神経質な展開が予想される。

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