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【株式・前引け】米国株安に機械受注への失望も重なり、日経平均は9500円割る

 8日前場の東京株式市場は続落した。日経平均株価は前日比175円87銭安の9471円92銭、TOPIXは同16.81ポイント安の892.32で引けた。東証1部の出来高は概算で10億4535万株、売買代金は7016億円だった。  前日の米国株式市場は大幅安だった。NYダウ平均は前日比161ドル安と反落、ナスダックは3営業日続落した。先週発表された雇用統計の悪化などで、景気の早期回復期待が薄れてきたことが背景にある。原油市場が軟調でエネルギー関連株が売られた。8日の非鉄大手アルコアを皮切りに、4~6月期の決算発表が本格化してくるため、買いを手控える投資家も多いようだ。  また朝方に発表された5月の機械受注は、前月比マイナス3.0%(船舶、電力を除く民需)だった。市場予想の中心はプラス2.0%だったので、2カ月連続して市場予想を下回った。機械受注は4~6月期で見ても、前期比マイナスになることは確実で、5四半期連続のマイナスが予想される。  こうした流れを受けた本日の東京市場は、寄り付き前の外国系証券の売買注文が、売り2280万株、買い2300万株と、わずかに買い越しだったものの、前日の米国市場下落に加え、機械受注に対する失望もあった模様で、軟調なスタートとなった。為替が1ドル94円台半ばと円高に傾いたこともマイナスに働き、下げ幅を広げた。10時31分に前日比200円近く安くなる9454円まで突っ込み、その後わずかに戻しただけで、そのまま引けた。日経平均がザラバで9500円を割ったのは6月1日以来だ。  東証33業種別では、上昇は電力・ガス、海運のわずか2業種。陸運が変わらず、30業種がマイナス。下落率が大きかったのは、その他金融、非鉄金属、不動産、証券、ガラス・土石製品、輸送用機械、保険、鉄鋼などだった。個別では、東京エレクトロン、ホンダ、京セラ、ソフトバンク、TDK、ファナック、トヨタ自動車などが値下がり。エーザイ、武田薬品など、デフェンシブ銘柄の一部が値を上げた。

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