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【株式・大引け】前場の地合い引き継ぎ堅調、来週も米国株に引っ張られ底堅く推移か

 24日の東京株式市場は8営業日続伸。米国株高や円安などを手掛かりにした買いが相場を下支えした格好だ。日経平均株価は前日比151円61銭高の9944円55銭、TOPIXは同11.79ポイント高の920.48で終了。東証1部の出来高は概算で25億9410万株、売買代金は1兆6102億円だった。  後場の取引でも前場の好地合いを引き継ぐ形で堅調に推移。「先物に売り方の買い戻しなどが入り、これに引っ張られたのではないか」(リテラ・クレア証券の清水洋介情報部部長)との指摘があった。外国為替市場での対ドル円相場が1ドル94円台後半での値動きだったのも支援材料になったとみられる。  物色面では「2009年4~6月期の半導体検査装置受注高が1~3月期の約2倍になった模様」と一部で報じられたアドバンテストが高値圏で推移したのを筆頭に、ソニー、パナソニック、シャープ、トヨタ自動車、ホンダ、キヤノンなど輸出関連の主力株が買われた。業種別では東証33業種のうち31業種が上昇。その他金融、海運などの値上がりが目立った。個別にはカゴメなどが買い人気を集めた。  半面、電気・ガス、食料品の2業種が値下がり。三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループといったメガバンク株も軟調だった。個別にはキヤノンファインテックが下落。2009年通期最終利益予想を従来計画の23億円から1億5000万円(前期比約98%減)へと大幅に下方修正したのを手掛かりにした売り物がかさんだ。前日に好決算を発表した中外製薬も冴えなかった。「1~6月期経常益実績が計画を上回ったにもかかわらず、09年通期業績予想を据え置いたことを嫌気した」(中堅証券)という。このほか、井関農機、ジーエス・ユアサコーポレーションなども売られた。  国内株相場は来週も引き続き米国株の値動きをにらみながらの展開になりそうだ。23日にNYダウ平均が9000ドル台を奪回したことで、いったんは目標達成感からの売りが先行する可能性もある。ただ、米企業の4~6月期業績がアナリスト予想から上振れするケースが相次いでいるのを背景に、景気や収益の回復期待が一段と高まっているため深押しはなさそう。  これを受けて、日本株も底堅く推移する公算が大きい。日本でも来週以降、4~6月期決算発表が本格化するが、リテラ・クレア証券の清水氏は「株式相場は国内企業の業績よりもむしろ米国の経済指標の公表や、それを受けた米国株式の動向などに対してより敏感に反応するのではないか」と見る。

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