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【株式・前引け】9営業日連騰後の利益確定売りで小反落

 28日前場の東京株式市場は、9営業日連騰後の小反落となった。日経平均株価は、前日終値比25円78銭安の1万0062円88銭と、僅かな下げ。TOPIXも、0.50ポイント安の927.76で引けた。7月に入り9営業日連続して下げた後の連騰で昨日は1万円台を回復したが、ここへきて高値警戒感が出た形だ。東証1部の出来高は、概算で8億6639万株、売買代金は5744億円と薄商いだった。  前日の米国株式市場は、ダウ平均が前週末比15ドル27セント高の9108ドル51セントと上昇、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数も1.93ポイント上昇した。新築住宅販売件数が市場の予想を上回ったことなどが好感されたもよう。こうした流れを受けて、東京市場も寄り付きから、小幅続伸の1万0116円で始まったが、まもなく、利益確定の売りに押されて下げた。為替も円安傾向にやや歯止めがかかってきたことから、前日までの輸出株関連の買いにブレーキがかかったことも影響した。朝方の外国証券会社(10社ベース)経由の売買動向は、売りが2950万株、買いが3020万株で、11日連続の買い越し。  東証33業種別に見ると、11業種が上昇し、22業種が下げた。銀行、食料品、情報通信が上昇。ガラス、精密機器、機械、電機などが反落。個別でも、野村、大和が下げ、ホンダ、三洋電機、ソニー、シャープ、ニコンなども売られた。コマツ、三菱重工も軟調。一方、三井住友FGが上昇し、みずほFG、三菱UFJFGもシッカリ。キリンHD、サッポロHDも堅調だった。明電舎、GSユアサも上昇。  悪材料も見当たらないものの、夏休みと総選挙を控えて、買い材料にも乏しい。前日、海運3社が今期の業績予想を下方修正するなど、依然景況は厳しいこともあり、これから本格化する4~6月期の決算発表と業績予想の修正状況を見ようといった模様眺めの空気が広がっている。

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