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【株式・大引け】自動車、銀行上昇しTOPIXが12日連騰、日経平均は小反落

 3日の東京株式市場は、日経平均株価の終値が前週末終値比4円36銭安の1万0352円47銭と小反落の一方、TOPIXは同7.30ポイント高の957.56と12日続伸で引けた。東証1部の出来高は概算で21億4548万株、売買代金は1兆4944億円と、売買は盛り上がりに欠けた。  本日の前場は、日経平均が前週末終値比28円安と安値引けだったが、TOPIXは上昇した。昼のバスケット取引は216億円成立し、売り買い均衡と伝えられた。後場に入ると、アジア市場が堅調なことなどを背景に、日経平均は一時、プラスに転じる場面もあった。だが、先物に大口の売りがあり、現物株にも利益確定売りが出て、マイナス圏に戻った。ただ、下値を売り込む動きは少なく、小幅安で引けた。  ハイテク株が下げた半面、大手自動車や銀行など、時価総額が大きい銘柄で値上がりしたものが多かったことからTOPIXは続伸、6月12日に付けた年初来高値を更新した。TOPIXの12日続伸は、1988年2月から3月にかけての16日連騰以来、21年5カ月ぶりのことだ。  東証33業種別では、上昇が19業種、下落が14業種だった。ゴムが4.4%、銀行が3.6%上昇。繊維、その他金融、保険、輸送用機器も上昇率が2%を超えた。下落率が大きかったのは、情報通信、精密機器、倉庫などだった。個別では、アーネストワン、東栄住宅と住宅関連が値上がり率の上位を占めた。ホンダ系自動車部品のショーワ、武蔵精密工業なども大幅に上昇。証券会社が投資判断を引き上げたホシザキ電機、日清食品も値上がりした。一方、値下がり率上位は、ぐるなび、TOA、スミダコーポレーション、HOYAなど。ソフトバンク、キヤノンも売られた。  企業業績に底入れの兆しが見え、主要国の株価も上昇基調にある。株式相場を取り巻く環境は良好と言えるが、急ピッチの上昇に対する警戒感は強い。今週は、ISM製造業景況感指数や雇用統計など、米国で注目指標が発表されるため、明日以降、それらをにらんだ展開が予想される。

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