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【株式・大引け】日経平均は年初来高値更新も、利益確定売りに押され反発は小幅

 4日の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値比22円54銭高の1万0375円01銭と小幅ながら2営業ぶりに年初来高値を更新した。TOPIXは同1.46ポイント高の959.02ポイントと13日続伸。1988年2月10日から3月2日に記録した16日続伸以来の記録となった。東証1部の出来高は概算で23億6962億円、売買代金は1兆7374億円。  前場は、前日の米国株式市場上昇などを背景に続伸し、日経平均株価は年初来高値を上回った。昼のバスケット取引は225億8800万円で売り買い均衡と伝えられた。ただ後場に入ると、前場の上昇ムードから一転して伸び悩む展開になった。心理的なフシ目である1万0500円への接近に加え、GLOBEX(シカゴ24時間金融先物取引システム)のナスダック100株価指数先物のジリ安やアジア株が軟調だったこともあって、自動車株など主力株に利益確定売りが広がった。一方で、企業業績の底入れ期待からの押し目買いが入ったことから、下値を売り込む動きも少なく、14時28分に安値1万0358円48銭を付けたが、前日終値を割り込むことなく、そのまま小幅高で取引を終えた。  東証33業種中、値上がりは22業種で海運、卸売、倉庫、保険などが上位。値下がりは11業種で 輸送機器、不動産、証券、ガラスなどだった。一方、個別銘柄の値上がり率上位は、前場に続き東都水産、ガリバー、兼松日産農林など低位材料株が中心。値下がり率上位は業績予想の下方修正を発表したヤマハ発動機、三菱ガス化学のほか、日本CMK、ダイハツ工業など。  東京市場は年初来高値を更新したが、市場には一服ムードも見られる。景気が底入れを確認するうえでは、今晩発表される米個人所得・消費支出の動向に注目が集まる。

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