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【株式・前引け】米国株安に加え利益確定売り先行し、反落

 7日の東京株式市場前場は利益確定売りに押される形で反落、日経平均株価は前日終値に比べて104円54銭安の1万0283円55銭、TOPIXも同11.42ポイント安の946.09で終了した。東証1部の値上がり銘柄は338、値下がり1186,変わらず142。売買高は概算で8315万株、売買代金は5999億円と低調が続いた。  前日の米国株は、新規失業保険申請件数が市場予想に比べて減少したことを好感。買い先行で始まったが、主要小売り大手の7月の売り上げが予想を大きく下回ったため個人消費の回復には時間がかかるとの見方が強まり、NYダウは24ドル安の9256ドル、ナスダックは19ポイント安の1973と2日続落。一方、寄り付き前の外資系証券の売買動向は売り1930万株、買い2740万株、差し引き810万株の買い越しだった。  これらを受けて日経平均は22円安の1万0388円で始まった後、9時18分には18安円までに下げ幅を縮めた。ただ、その後は小口の売り物に押されるかっこうで51分には74円安まで売られる場面もあった。10時に入ると、1万0300円台前半の狭いレンジでのモミ合いが続いたが、為替がやや円高に振れたこと、10時30分から始まった中国・上海株が軟調だったことを嫌気、結局、日経平均は安値引けとなった。マーケットでは、米国株安や7月13日から前日まで45%の上昇でテクニカル的に過熱感が出ていることに加えて、今晩の米雇用統計発表を控えて、「前日まで上げた主力株に利益確定売り広がった」との見方がでていた。  業種別では、東証33業種中、値上がりは紙パルプの1業種のみで、32業種が下落。中でもその他金融が3.1%安と売られたほか、前日大きく上げた輸送用機器、鉄鋼、非鉄、ゴムなどの下げが目立った。  個別では、前日、業績の増額を発表した日本合成化学やミツミ電機などが大きく上昇。一方、黒字見通しから赤字転落を発表したAOCホールディングス、4~6月期が大幅減益となったコニカミノルタが大きく下げている。

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