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【株式・前引け】終始小動きで冴えない、G20など控えて様子見ムード強く続落

 4日前場の東京株式市場は小幅安。前日の米国株は軒並み反発となったものの、4日(日本時間5日)から英国ロンドンで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の開催を控えて、様子見ムードが強く小動きに終始。日経平均株価は前日終値比16円54銭安の1万0198円10銭、TOPIXは同4.65ポイント安の938.12で引けた。東証1部の出来高は概算で8億6117万株、売買代金は5817億円と相変わらず薄商いだった。  前日の米国株式市場は、8月の小売り各社の既存店売上高が市場予想を上回ったことでNYダウ平均が5日ぶりに反発。ナスダックとS&P500もそれぞれ上昇し軒並み高となった。ただ、為替が1ドル92円、1ユーロ131円台と依然円高傾向が続いているうえ、本日朝方の外国証券経由の売買動向も売り2610万株、買い1680万株と930万株の売り越しとなった。  東京市場はこうした吉兆混合の流れを受けて寄り付きは上げて始まったものの、ヘッジファンドへの規制や会計基準などの協議が見込まれるG20や、米雇用統計(8月)の発表などを控えて様子見ムードが強く徐々に弱含む展開。その後も狭いレンジ内でのもみ合いが続き、結局小幅安で取引を終えた。  東証33業種別では、上昇が不動産、石油、ガス、食料のわずか4業種。一方、証券、鉄鋼、空運、ガラス、小売りなど28業種が下落した。水産が変わらず。三井住友フィナンシャルグループと大和証券グループが合弁を解消するとの報道を受けて証券株が軒並み安、民主党政権で公共工事需要低迷が懸念されるゼネコン関連株もさえない。個別銘柄ではサンシティが大幅高、山水電気、フージャースも上昇。前日に2010年4月期業績予想を上方修正した野田スクリーンも高かった。京セラやTDK、ホンダも買われた。半面、大末建設、飛鳥建設、大豊建設が下落。大和と三井住友もともに下げた。前日に米社買収を発表した大日本住友製薬、セブン&iホールディングス、花王も安かった。  後場はアジア株式や為替などの動向が注目されるが、G20などの結果を見たい、とする向きがあるため、引き続き膠着感の強い展開となりそうだ。

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