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【株式・前引け】様子見ムードが続いて値動き小さく小反落に

 8日の東京株式市場の前場は小幅反落で引けた。日経平均株価は前日終値比3円75銭安の1万0317円19銭、TOPIXも同3.32ポイント安の941.28となった。手掛かりなく薄商いが続いており、東証1部の出来高は概算で8億5592万株、売買代金も5194億円と市場のエネルギーは乏しい。  前日の米国株式市場は「レイバーデイ」で休場。ただ欧州はドイツ、英国、フランスが2日続伸、なかでも英国は08年11月以来の高値をつけた。またアジア市場も台湾の7日続伸をはじめとして、インド、上海とそろって上げた。こうした欧州、アジア市場の好調を受け、本日の東京市場は、日経平均が、小高く寄りついた。だが、為替が1ドル92円台後半と円高基調で推移していることや、朝方の外資系証券1売買動向は、売り2430万株、買い1550万株と、差し引き880万株、4日連続で売り越しとなったことなどが嫌気され伸び悩んだ。また今週末11日に株価指数先物や同オプションの特別精算指数(SQ)算出を控えること、16日に発足する民主党新政権の政策を見極めたい、として様子見ムードが強く、盛り上がりに欠けるまま、小幅安に転じて前引けを迎えた。  東証1部の騰落銘柄数は値上がり689、値下がり782、変わらずが211。規模別株価指数では大型、中型はマイナス、小型のみプラスとなった。東証33業種別では、11業種がプラス、22業種がマイナス。プラスは不動産がトップで、その他金融、医薬が続く。マイナスは銀行、鉄鋼、輸送など。  売買高はトップがみずほ、売買代金では三井住友。個別銘柄では東証1部の値上がり率トップがJVCケンウッドHD、同社は売買高でも2位につけている。一部報道で3四半期ぶりに営業黒字転換する見通しが伝えられたことを好感した模様だ。  後場を見通すに当たっては、アジア市場の勢いが続くかに注目が集まっている。

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