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【株式・前引け】円高で出足鈍っても、徐々に買いの動きが増して小幅ながら3日続伸

 8日の東京株式市場の前場は小幅ながら3日続伸。日経平均株価が前日終値比49円81銭高い9849円41銭、TOPIXが同4.11ポイント高の889.80で引けた。東証1部の出来高は概算で9億7773万株とまずまずだが、売買代金は6449億円と市場エネルギーに乏しい展開。  前日の米国株市場はNYダウ平均が3日ぶり小幅安の一方、ナスダック、S&P500が3日続伸とまちまち。本日寄り付き前の外国証券経由の注文動向は、売り注文2310万株、買い注文3790万株で差し引き1480万株の大幅買い越しで2日買い越しだった。  東京市場は、日経平均が前日終値(9799円60銭)よりも6円43銭高い9806円03銭をつけてスタートした後、英ロンドンで1ドル88円01銭の7カ月ぶりの円高水準をつけたことなどが嫌気されてゆるゆると下げ、9時31分には9746円15銭の安値をつけた。しかし、その後は先物に大口の買いが入ったことから反転した。企業の業績回復に対する期待感も手伝って10時54分には9863円34銭まで上昇したが、前引けにかけてやや売りに押された格好となった。  東証33業種別では21業種が上昇、12業種が下落。英国時間10月7日までの10営業日でケープサイズ(載貨重量15万トン以上の大型船)の1日当たり用船料(=スポット運賃)が43%も上昇した海運が上昇率7.58%でトップ。以下、空運(+4.26%)、鉱業(+1.91%。以下は1%台の伸び)、鉄鋼、精密、ゴム、機械、非鉄、水産、パルプ、輸送用機器の順。下落率で最大はガスのマイナス1.23%。来年度実施メドにガソリン暫定税率廃止を目指すとする今朝の朝刊報道が嫌気された。以下、倉庫、金属、石油、保険、情報、小売り、その他金融など。  個別銘柄では東証1部の上昇が844銘柄、下落が692銘柄、変わらずが138銘柄。値上がり率トップは明治海運のプラス19.04%。以下、サイボウズ、津田駒、テンプHD、第一中央汽船、セガサミーHD、タムラ製薬、川崎汽船、サニックス、日本郵船、乾汽船、曙ブレーキ、大和システム、古河スカイの順。海運会社が上位に目立つのは、前述の理由のほかに、メリルリンチ証券が海運大手3社の投資判断を引き上げたことも影響した模様だ。セガサミーHDは、みずほ証券が投資判断を引き上げたことを好感視。新高値更新はCKD、ドクターシーラボ。  値下がり率トップはシルバー精工。以下、イマージュ、ベンチャーリンク、不動テトラ、H2Oリテイリング、サンワテクノス、チヨダ、りそなHD、ロプロ、日本電設、エスリード、TOA、リゾートトラスト、コーセル、フェリシモの順。新安値更新は東京電力、紀陽HDなど。  売買代金トップは三井住友の257億円、以下、三菱UFJ(200億円)、野村HD(180億円)、東芝、トヨタ、GSユアサ、商船三井、マツダ、三菱商事、みずほの順。売買高トップはみずほの4280万株、以下三菱UFJ(3996万株)、マツダ(3967万株)、東芝(3519万株)、野村HD、長谷工、大京、商船三井、GSユアサ、新日鉄の順。  後場の焦点は引き続き為替や先物の動向に加えて、アジア株や昼のバスケット取引。足元ではインド、ジャカルタ、フィリピンが下落の一方、勧告、台湾、上海、ハンセンは上昇している。

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