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【株式・前引け】NYダウ高値更新につられて小幅続伸、ただ上値が重い。

 11日の東京株式市場の前場は小幅続伸。日経平均株価は前日終値比21円56銭高の9892円29銭、TOPIXは同3.89ポイント高の876.33だった。東証1部の出来高は概算で8億4452万株、売買代金は5530億円。日本独自の材料が少なく、市場エネルギーは依然として乏しい。  前日の米国株式市場はまちまち。NYダウ平均は前日終値比20ドル03セント高の1万0246ドル97セントと5日続伸し年初来高値を更新した。ナスダック総合は4日ぶりに反落、S&P500も7日ぶりの反落だった。前週末のG20(20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議)の結果、主要国は超低金利政策を維持する、という見方が相場を下支えする一方、高値警戒感から利益確定売りが出たほか、金融保証会社(モノライン)大手のMBIAの決算が赤字となった影響で金融株が総じて軟調だった。  本日朝方の外国証券経由の売買動向は、売り2300万株、買い2660万株と2日買い越し。NYダウの続伸に加え、内閣府が発表した9月の機械受注統計は前月比10.5%増と市場予想を大きく上回ったこともあって、東京市場の寄り付きは、日経平均が前日終値比19円高でスタート。9時03分にいったん安値をつけた後、小口の買いが入り、39分には同87円高の高値をつけた。ただその後の上値は重い。背景には日本独自の買い材料に乏しいことや円高傾向、長期金利の上昇を警戒する動きがある。10時以降は9900円前後でモミ合う展開が続き、そのまま前引けを迎えた。  業種別では、東証33業種のうち22業種が上昇。日本政策投資銀行からのつなぎ融資の決まったJALが反発したことを受けて空運がトップとなったほか、ガス、情報・通信、保険などが高い。値下がりは11業種で、石油、金融、鉱業、非鉄など。個別銘柄では値上がり率上位はサクラダ、日本信号、太平洋セメント、ITホールディングスなど。低位材料株や業績の上方修正銘柄に買いが集まっている。一方、値下がり率上位はランドビジネス、日機装、ドワンゴ、バンテックなどだった。  後場は13日の特別清算指数(SQ)算出を控える日経平均先物の動向、加えて為替やアジア市場の動向に注目が集まる。

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