市場経済ニュース

【株式・大引け】外国人投資家の力強い買いで安堵感が広がり4日ぶり反発で1万円台回復

 11日の東京株式市場は後場に一段高となり4日ぶり反発。日経平均株価が前日終値比245円05銭高い1万0107円87銭、TOPIXが同14.67ポイント高の888.57で引けた。本日は相場の節目となりやすいSQ(特別清算指数)算出日。10日に発表された投資主体別投資家動向で、外国人投資家が12月第1週に6033億2414万円と昨2008年初来の過去最高を記録したことなどからマーケットに買い安心感が広まり、東証1部の出来高は概算で27億2769万株と大商いとなった。ただ低位株に人気が集中、売買代金は2兆0509億円にとどまった。  前日の米国株市場はNYダウ平均が同68ドル78銭高の1万0405ドル83セントと続伸。ナスダック総合、SP500も高かった。寄り付き前の外国証券の売買動向は10社ベースで380万株の買い越し。シカゴ・マーカンタイルの日経平均先物が高く引けたことや為替がやや円安にふれていることが好感視され、東京市場は日経平均が同95円18銭高の9958円00銭と小高い寄りつき。9時11分には前場の高値9968円27銭をつけたがその後は伸びあぐね、79円25銭高の9942円07銭と初値を下回る水準で前場を終えた。  上海を除くアジア株が総じて堅調と伝えられると後場は前場の高値を上回る水準でスタート。中国の経済指標が総じて好調だったこともあり、SQ値の9982円59銭や心理的な節目である1万円を超えると買い安心感がさらに拡がり一段高となった。1時を過ぎると一本調子の上げとなり、高値引けとなった。  東証33業種では31業種がプラス、2業種がマイナス。最大の上げはゴムで3.7%上昇。以下、卸売り、機械も3%台の伸び。証券、輸送用機器、ガラス、金属、電機、化学、鉄鋼、建設、鉱業、精密、不動産、非鉄も2%台の伸びを示すなど広く買いを集めた。値下がりはガス、銀行のわずか2業種で下げ幅も0.2%台とごくわずか。  個別銘柄では1244銘柄が値上がり、345銘柄が値下がり、変わらずが96。値上がり率トップは5円から6円になった山水電気。以下、セキュアード、フジミインコ、エーアンドエーマテリアル、日本車輌製造、太陽電池、ニチハ、石川製作所、リズム、保土谷化学工業。値下がり率トップは住江織物。以下、テンプHD、丸栄、イー・アクセス、ゼクス、モリテックス、レオパレス21、今仙電機、オリジン電気、ソランの順。売買高トップは三菱UFJの1億6923万株。みずほ、三洋電機も1億株台。以下、東芝、日立、JAL、野村HD、新日鉄、三菱重工、日本郵船の順。売買代金トップも三菱UFJで771億4745万株。以下、トヨタ、ファーストリテイリング、キヤノン、東芝、三菱商事、野村HD、三井住友、ホンダ、東京エレクトロンの順。  本日11日の反発がドバイ債務問題と比較的縁遠いと見られる日本株への一時避難だったのか、それとも持続的な日本株買いの始まりなのかは、来週の相場を見るほかない。来週は14日に日銀短観、15日に米国NAHB住宅市場指数や米国の11月鉱工業生産指数の確報値の発表、16日に米国FOMCの結果発表や米国11月住宅着工件数の発表が予定されている。16日からはドバイ国際モーターショーが開幕する一方、18日にはコペンハーゲンで開かれていた気候変動枠組み条約締約国会議・通称COP15が閉幕する。18日は米国先物・オプション・個別オプションのSQ算出日が重なるトリプルウィッチングでもあるほか、白川日銀総裁の定例会見も予定されている。

ページトップ