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【株式・前引け】日経平均は3日続伸。金融など内需主力株が牽引、市場エネルギーも回復

 6日の東京株式市場前場は、日経平均が前日比44円30銭高の1万0726円13銭、TOPIXも8.56ポイント高の928.13と、3日続伸した。  前日の米国株式市場は、NYダウが11.94ドル安の1万0572.02ドルと反落。09年11月の仮契約住宅販売指数が10カ月ぶりに前月水準を割り込み予想以上に悪化した影響で、利益確定売りに押された。だが、ナスダック総合指数は0.29ポイント高の2308.71と2日続伸。小幅ながら連日で08年9月3日以来の高値を更新した。製造業受注が予想以上に好転したことで、ハイテク株の比率が高いナスダックには追い風となった。  東京市場の寄り付き前の外国証券10社ベースの売買注文は売り1780万株、買い2270万株と8日続けて買い越しとなった。日経平均は小高く寄り付いた後は、マイナス圏に沈んだが、小口の買い物に支えられジリジリと値を戻した。一時は84円80銭高の1万0766円63銭まで買われたが、為替が円高に振れたことが嫌われ、結局はやや上げ幅を縮小して引けた。  東証1部の値上がり銘柄数は1000、値下がり銘柄数は467、変わらずは190。業種別では東証33業種のうち金融、その他製品、銀行をはじめ29業種が値上がりとなり、ゴム、石油、精密、空運の4業種が値下がりとなった。東証1部の出来高概算は10億8315万株、売買代金は6446億円と回復した。 堅調な相場の背景には世界景気の回復期待と、主要国株価の上昇、東京株式市場のテクニカル指標の好転がある。物色は内需主力株が中心になった。前日に大型増資が嫌われ、乱高下した三井住友をはじめ、三菱UFJ、みずほのメガバンクが売買代金の上位を占め、いずれも上昇した。またアコム、プロミス、アイフル、武富士などのノンバンクや、LED向け製造装置の好調が伝えられたディスコなども大きく値を上げた。その一方、昨年末からストップ高を続けていたゼクスや、成長鈍化懸念が指摘されたミクシィやグリーなどが売られた。経営再建を巡り、「日本政策投資銀行と財務省が法的整理案を支持している」と伝えられたJALも大きく値を崩した。  後場の注目は、為替と先物、アジア株の動きになるが、米国が今晩にはISM非製造業景況感指数、8日に雇用統計を発表することから、上値は次第に重くなる公算が高い。

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