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【株式・前引け】日経平均は4日ぶり反発も値動き小幅、買い戻し先行

 27日前場の東京株式市場は、日経平均株価が4日ぶりに反発したものの小幅な値動き。前日終値比30円34銭高の1万0355円62銭で取引を終えた。TOPIXは同1.19ポイント高い917.59ポイントだった。東証1部の出来高は概算で8億7819万株、売買代金は6581億円。月末接近で動きづらいこともあり、引き続き低調な商いとなっている。  東京市場の寄り付き前の外国証券10社ベースの売買注文は、売り2040万株、買い1730万株で5日ぶり、310万株の売り越し。日経平均株価は前日は大口の先物売りで後場に急落したが、27日は18円高でスタート。市場関係者によれば「1月15日高値から前日までに657円、約6%下落したことで自立反発機運が出ていたため」という。  ただ、外国為替市場で1ドル89円台半ばまで円高が進んでいるほか、昨日の米国市場やアジア市場が軒並み小幅安となったことから、前場中ごろ過ぎには前日終値を割り込み、約1カ月ぶりに1万0200円台に下げる場面も。全体的には勢いと方向感に欠ける展開となった。  業種別では東証33業種のうち医薬、金属、ガスなど18業種が上昇し、ガラスや鉄鋼、ゴム、海運など14業種が下落。空運はかわらずだった。個別銘柄では米国でリコール対象となった8車種を一時販売停止すると発表したトヨタが、一時は前日終値比130円安の3740円まで売り込まれ、売買代金で2位。1位はきょう新株発行の払込日を迎える三井住友FGで40円高としっかり。  後場は前日に引き続きアジア市場と先物市場の動向がポイントとなりそうだ。

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