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【株式・前引け】日経平均1万円台回復も次第に売りに押される展開に

 祝日明け12日前場の東京株式市場は、前日の米国株式市場の流れを引き継いで続伸。日経平均株価は前営業日終値比74円61銭高い1万0038円60銭とフシ目の1万円台を回復。TOPIXも889.14ポイントと同5.64ポイント上昇した。ただ、東証1部の出来高は概算で10億0677万株、売買代金は6870億円にとどまり、市場エネルギーはいまひとつ盛り上がりに欠けた。  東京市場が休日だった11日の米国株式市場は、ギリシャの財政危機問題で欧州連合(EU)が将来的な資金繰りに備えて協調行動をとる、と表明したことを好感して2日ぶりに反発。NYダウ平均は1万0144.19ドルと前日比で100ドル超値を上げた。  この流れを受けた本日の東京市場は、日経平均が同121円高い1万0085円35銭でスタート。朝方の外国証券10社ベースの注文状況は、売り1560万株に対し買いが2440万株と膨らみ、差し引き880万株の3日連続の買い越し。800万株を超す買い越しは1月18日以来だ。だが、為替相場が1ドル89円台で高止まりしていることや週末を控えていることもあって買いが続かず、日経平均株価は次第に売りに押される展開となった。ただ前場の安値も1万0014円50銭と1万円をキープした。  東証1部の値上がりは、全体の53%の895銘柄。値上がりは575銘柄。業種別では東証33業種のうち27業種が上昇した。10日引け後に2010年12月期の純益予想を4.5倍の900億円と発表した旭硝子を含むガラスセクターが上昇率トップ。前日の海外市場で原油先物など商品市況が堅調だったことなどから三井物産や三菱商事などの商社や資源関連が値を飛ばした。続いて石油、非鉄、鉱業。逆に海運やゴムなど5業種が下落した。紙パルプは変わらず。

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