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【株式・大引け】日経平均は小幅高だが、取引高、値動きともに低調

 16日の東京株式市場は小幅反発。後場に入って伸び悩み、日経平均株価は前日終値比20円95銭高い1万0034円25銭、TOPIXも同1.70ポイント高の885.17で取引を終了した。薄商いは午後に入っても変わっておらず、東証1部の出来高は概算で14億1633万株、売買代金は8415億円と低調。  値幅も日経平均で42円、TOPIXに至っては3ポイントと値動きも極めて小さく、市場関係者からは「オリンピックに気をとられて、様子見ムードに拍車がかかったのでは」(大手証券)といった軽口も聞かれるほどだった。  本日の東京市場は、前日の米国株市場が休場だったものの、欧州株の反発、ユーロ円相場の円高一服、朝方の外国証券会社経由の売買が小幅買い越しだったことなどを受け、寄り付きから日経平均が同31円高と小反発でスタートした。その後、いったんは大口の先物に押されて下げる局面もあったが、前場は47円高で終了。昼のバスケット取引は191億1700万円成立したものの、売り買い均衡で反応なし。  アジアの主要市場が春節休暇で休場となるなか、韓国、インドは値を上げたが、東京市場への影響は限定的。全般には手掛かり材料が乏しいなか、小幅高でのモミ合いに終始した。  東証1部の上昇銘柄は756、下落が714,変わらずが199。業種別では、空運、石油、海運などを筆頭に21業種が上昇、その他金融、繊維、その他製品、ゴムなどの11業種が下落した(化学は変わらず)。  売買単価も全般に低迷しており、個別銘柄でも投資判断の見直しへの反応が目立った。出光興産、ダイキン工業、アマダなどが上昇、ノンバンクのプロミス、アコム、武富士、リサ・パートナーズ、小糸製作所などが下落した。今季オリンピック初のメダル受賞となったスピードスケート競技の直後には受賞選手が所属する日本電産サンキョー株が一時、21円高の763円まで急騰したが、終値は9円高と人気は持続しなかった。  今週は、休日明け16日のの米国株市場の状況がまずは注目点となるが、同日には2月のニューヨーク連銀製造業景況指数、住宅市場指数、17日には英国の雇用統計、米国1月住宅着工件数など海外での経済統計の発表を控えている。日経平均1万円台は辛うじて維持したものの、底を打ったという見極めにはほど遠く、市場のエネルギーも冷え込んだままだ。しばらくは内外の経済指標や先物の動きなどに振られやすい不安定な状況が続きそうだ。

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