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【株式・前引け】日経平均は27円安と小動き、3月期末控え様子見ムード強まる

 23日午前の東京株式市場は、小幅な値動きで終始した。日経平均株価の前引けは、1万0797円51銭(前週末比27円21銭安)、TOPIX前引けは、949.07(同0.14ポイント高)だった。  日経平均は前場の高値1万0817円78銭、安値1万0791円31銭でわずか26円の狭いレンジでの動きにとどまった。値動きが小幅になっている背景としては、ストキャスティクスや騰落レシオなどのテクニカル指標面では過熱感が出始めている一方、ニューヨーク株式市場が1年5カ月ぶりの高値圏で推移しているなど外部環境は堅調で、大きく売り込みにくいことがある。また、3月26日(金)の配当取り権利確定日や3月期末を控えて動きが取りにくいという季節要因もある。東証1部の出来高は概算で8億3087億円、売買代金は5451億円と低水準で、商いのボリュームにも市場参加者の様子見ムードが反映されている。  朝方の外国系証券10社経由の売買注文は、売り1340万株、買い1930万株で、13営業日連続で買い越しとなった。一方で、22日夜のニューヨーク株式市場は43ドル高になったものの、シカゴで取引されている日経平均先物が前週末の大証の終値に比べて65円安かったことから、日経平均株価とTOPIXは朝方からそろって小幅安で寄り付いた。その後は、トヨタや三井住友FG、ソニーなど時価総額の大きな銘柄が上昇したことでTOPIXは小幅高で推移し、一方の日経平均株価は指数への影響度が大きいファーストリテイリング、ソフトバンクなどが下落したことから小幅安での動きが続いた。  東証1部の値上がり銘柄数は719、値下がりは757、変わらずは189で騰落がほぼ拮抗。東証33業種のうち値上がりは水産、鉱業、輸送用機器など14業種、値下がりは空運、不動産など19業種だった。  個別では「ビルゲイツと共同で次世代原発を開発へ」と一部で報じられた東芝をはじめとして、原発の容器を手掛ける日本製鋼所や、木村化工機などの原発関連が上昇した。またTOB関連で、ソースネクスト、ユニマットライフなどがストップ高になったほか、10年3月期業績を上方修正した旭ダイヤモンド、日本道路や、10年9月期業績を上方修正した浜松ホトニクスなどの上昇が目立った。一方で、子会社関連で特損を出すヤマハや、信用買い残が重いソフトバンクなどが値を消した。

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