市場経済ニュース

【株式・前引け】日経平均は反落、過熱感から一服でも先高感根強い

 6日の東京株式市場の前場は反落。日経平均は前日終値比46円47銭安の1万1292円83銭、TOPIXも4.16ポイント安の991.52とそろって下落した。  前日5日の米国株式市場は上昇。NYダウは先週末比46ドル48セント高の1万0973ドル55セント、ナスダック総合指数は26.95ポイント高の2429.53といずれも2日続伸。注目されていた3月のISM非製造業景況感指数は55.4と、06年5月以来3年10カ月ぶりの高水準となったことなどが好感されたもようだ。  東京市場寄り付き前の外国証券10社ベースの売買注文は、売り780万株、買い1200万株と買い越し。これを受け、日経平均は9時1分に19円高の1万1358円45銭まで上昇した。ただその後は利益確定売りから下落に転じ、10時5分には90円安の1万1248円71銭まで売られる場面もあった。  このところの上昇で日経平均株価の25日移動平均線に対するプラス乖離率は5.52%にまで拡大。また東証1部の騰落レシオは153.28%と12年2カ月ぶりに高水準となっており、「過熱感があったことから当然の一服」(大手証券)という市場関係者の声も聞かれた。  東証1部の値上がり銘柄数は612、値下がり銘柄数は901、変わらずは162。業種別では東証33業種のうち、陸運、保険、鉱業など11業種が上昇し、海運、非鉄など22業種が下落した。東証1部の出来高は概算で10億6326万株、売買代金は7485億円だった。  個別銘柄では、JVC・ケンウッド・ホールディングス(ケンウッド)の子会社であるビクターエンターテイメントにソフトバンクが出資交渉を進めているとの報道を受け、ケンウッドが21%を超える上昇。自己株消却を発表した飯田産業も8.5%上昇した。一方で、1月以降株価が約2.5倍にまでつり上がっていたクラリオンは利益確定売りに押され6.9%下落した。  後場は、利益確定売りと押し目狙いの買いが交錯しそうだが、利益確定売りが優勢か。ただ、さまざまな指標面から世界景気の回復が確認されてきており、スピード調整が済めば、株価も再び上値を更新していく可能性もありそうだ。

ページトップ