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【株式・前引け】米株高手掛かりに朝方上げるも、様子見気分強く小幅続落

 9日前場の東京株式市場は小幅続落。日経平均株価は前日終値比23銭安の1万1167円97銭、TOPIXも同0.50ポイント安の985.49で引けた。東証1部の出来高は概算で12億3719万株、売買代金は1兆0643億円。株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)の算出日であり、SQにからむ売買を除くと売買エネルギーは低調だった。  前日の米国株式市場は、NYダウが前日比29ドル55セント高の1万0927ドル07セントと反発。ナスダック総合指数も同5.65ポイント高の2436.81ポイントで引けた。ギリシアの政府債務懸念からダウ平均は50ドル以上も下げる局面があったものの、3月の小売り大手の既存店売上高が市場予想を大幅に上回ったことから、個人消費に対する回復期待が買いを誘い、小幅ながら反発した。  前日の米国株高の流れを受け、円高が一服していたこともあり、日経平均株価は前日比6円42銭高の1万1174円62銭で寄りついた。ただ、朝方の外国系証券会社経由(10社ベース)の売買注文が6営業日ぶりに売り越しに転じた昨日に続き売り越しとなったこと(売り2860万株、買い2130万株)や、ギリシアの政府債務を原因とするユーロ安懸念や人民元切り下げ観測などから、売り物に押され、前日比小幅安で前場を終えた。週末であり、模様眺め気分も強い。  東証1部の値上がり銘柄数は853、値下がり銘柄数は647、変わらずは175。業種別では東証33業種のうち空運、小売り、鉄鋼、海運など17業種が値上がりし、石油、ゴム、鉱業など16業種が値下がりした。  昨日、業績見通しを上方修正したファーストリテイリングが商いを伴って上昇したほか、セブン&アイ・ホールディングスやユニーなど小売り株の上昇が目立った。一方で、キヤノン、TDK、京セラ、東京エレクトロンなど輸出関連が冴えなかった。横浜ゴム、イオンモールなども下げた。  後場のポイントは、為替とアジア株の動き。大引けがSQ値の1万1146円95銭を下回らないかどうかも注目される。

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