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【株式・大引け】ゴールドマン不安や上海株安重しで日経平均が3日続落、TOPIXは小幅反発

 20日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比8円09銭安の1万0900円68銭と3営業日続落で引けた。前日のNYダウが反発したことなどを受けて買い戻しの動きも見られたが、中国の株式相場が軟調だったことなどが重しとなり、大引けにかけて失速した。一方、TOPIXは同1.27ポイント高の972.11ポイントと小幅ながら3営業日ぶりに反発した。東証1部の出来高は概算で19億5482万株、売買代金は1兆3766億円だった。  証券詐欺の容疑で米国金融当局から訴追を受けたゴールドマン・サックスの動向が大きな不安要素となるなか、前日の米国市場では同社株が小幅ながら反発。東京市場も、この流れを受けて取引をスタートした。  寄り付きは、前日終値比51円高の1万0960円。前場の中盤にかけ、1万0999円と1万1000円に迫る水準まで切り返す場面もあった。昼のバスケット取引は266億円が成立、「売り買い均衡」と伝えられた。  ただ、その後は後場に入って徐々に失速。ゴールドマン・サックス問題への不安感がやや和らいだこと、為替円高が一服したことなどから、後場の中盤までは買い戻しが優勢だったものの、米国の金融規制強化に対する警戒感が上値を押さえる格好となった。加えて、本日の中国・上海株式相場が軟調に推移。これを受けて、大引けにかけては利益確定売りがかさみ、前日終値を割り込んでそのまま取引を終えた。  東証33業種では、20業種が上昇。上昇率トップは空運のプラス2.79%。EU(欧州連合)が航空機の運行緩和を決定、アイスランドの火山噴火に対する不安感が後退したことから、全日本空輸などが買われた。下落率トップは、その他金融のマイナス1.73%。  個別銘柄では、7営業日ぶり反発のファーストリテイリングに加え、京セラ、信越化学工業、ホンダなど輸出関連銘柄が上昇。外資系証券会社が投資判断を引き上げたディスコ、NTTドコモなどにも買いが集まった。このほか目立った上昇は、好業績が伝えられた共立印刷、サイボウズ、三機工業、日本電設、ヤフーの出資が好感されたマクロミルなど。  一方、証券会社が投資判断を引き下げたソフトバンクやKDDI、中国関連銘柄のコマツ、日立建機などが下落。クレディセゾンなどノンバンク株も売られ、日経平均を押し下げる要因となった。  明日にかけての注目点は、引き続きゴールドマン・サックス問題の動向。ゴールドマン・サックスは現地時間の20日に決算発表を予定しており、これがいったん反発した同社の株価にどう影響するか、が注目される。大引け間際に発表されたインドの中央銀行の利上げ発表に対する影響、先物の動きもポイントになりそうだ。

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