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【株式・前引け】欧米株高と企業業績を好感、3日ぶり反発し高値もみ合い

 13日の東京株式市場前場は3日ぶりに大きく反発した。日経平均株価の前引けは、前日終値比155円38銭高い1万0549円41銭。TOPIXも同9.17ポイント高い942.00と続伸した。前日の欧米市場で株高となったほか、国内企業の業績好転が伝えられ、主力大型株が相場を牽引した。東証1部の出来高は概算で10億0238万株、同売買代金は6852億円。  前日の海外市場は欧州株が軒並み上昇。ユーロ圏の1~3月の実質GDPが市場予想を上回ったことや、スペインの追加財政削減策やポルトガルの国債消化が好感された。欧州財政危機問題の緊迫した不安心裡がやや後退した。  米国市場でもユーロ不安後退を受けて株価が上昇。特にIBMやインテルの将来業績に対する強気の予想公表がきっかけとなってハイテク株の上げが目立った。NYダウは前日終値比148ドル65セントの大幅反発、ナスダックは3日続伸、S&Pも10業種全てが上昇した。  こうした流れから、東京市場の寄り付き前の外国証券経由の売買は、売り1910万株、買い1960万株で6日ぶりに買い越しに転じた。日経平均は前日終値比148円高の1万0542円77銭でスタート。為替市場で急激な円高進行が懸念されていた対ユーロ円の相場が一服したことや、国内企業の前10年3月期決算が好転、かつ今11年3月期の増収増益基調が見込まれるといった報道も好感された。ただ、高値で寄り付いたものの、40円以内のわずかな値動きに終始した。  業種別では東証33業種中、27業種が上昇。その他金融、海運、ガラス、石油、不動産、証券などの上げが大きい。下落は医薬、空運、水産、陸運、倉庫、電力ガスの6業種。東証1部の値上がり銘柄数は1052、値下がりは457、変わらずは143だった。  個別銘柄では、好調な業績が伝えられた東京エレクトロン、エルピーダメモリが好伸。半導体指数の改善も追い風となっている。アルプス電気やゼンショーなども好業績を材料に買われている。一方、今期の減益見通しが伝えられた武田薬品、アステラス製薬など、薬品株が売られた。今期減配表明のコンビも安い。新興市場では粉飾決算が発覚した東証マザーズ上場のエフオーイーがストップ安を続けている。  後場に向けては、引き続き為替の動向、東京市場に続いて軒並み高くスタートしたアジア株がどう推移するかがポイント。さらに本日午後も企業決算が大量に発表されるので、その内容も注目される。

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