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【株式・大引け】日経平均は円高傾向強まり小幅ながら2日続落

 13日の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値比10円88銭安の9537円23銭、TOPIXは同3.31ポイントマイナスの854.39でともに2日続落した。1ドル88円台半ば、1ユーロ111円台半ばとドル、ユーロとも円高基調を強めるなかで、東証1部の出来高は概算で18億7720万株、売買代金は1兆0922億円と、市場のエネルギーがいっこうに高まってこない。  朝方の外資系証券経由の注文動向は5営業日ぶりの売り越しだったが、非鉄大手アルコアが4~6月期に最終黒字を確保し市場の予想を上回ったことからNYダウが5日続伸したことを受けて、日経平均は前日比44円76銭高い9592円87銭でスタートした。ところが9時56分、同57分と先物に小口の売りが入ると、9600円台をあっさり割り込み、10時42分には9564円02銭まで下げた。その後はやや戻し前場の取引を終えた。  昼のバスケット取引は253億9700万円成立したが売り買い均衡と伝えられた。アジア株が総じて軟調、為替がいっそう円高となったことなどから、日経平均先物で売りが先行。先物に先導される形で、後場は一転、前日終値よりも小安いスタート。9440円まで売られた先物を受けて、1時03分には9502円24銭まで突っ込んだ。その後はもみ合ったが、後場は前日終値を一度も上回ることなく取引を終えた。  業種別では、東証33業種のうち値上がりはその他製品、保険、鉱業などわずか8業種で、上昇率はいずれも1%未満。値下がりは鉄鋼、石油、陸運などの25業種となった。鉄鋼はアジア株が軟調なことから連想売りを誘った。  東証1部の値上がり銘柄数は334、値下がりは1201、変わらずは137。値下がり率トップは株価が11円から10円になったベンチャーリンクで8.33%マイナス。以下、東洋電機製造、サンシティ、マネックスグループ、千代田化工建設、日本トムソン、熊谷組、NISグループ、ルック、ナブテスコの順。東洋電機製造は利益確定の売りに押された。マネックスは6月の売買代金シェアの低下が嫌気された。  値上がり率トップは、株価が37円から40円になったエコナックで8.10%プラス。以下、日本インター、三協・立山ホールディングス、エムスリー、芦森工業、東京個別指導学院、コーナン商事、日本海洋掘削、佐鳥電機、サクサホールディングスの順。コーナン商事は最終黒字化が素直に評価された。  売買高ランキング、売買代金ランキングとも首位はみずほフィナンシャルグループで5億6777万株、776億7685万円。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループといった上位ランク常連組以外では、売買代金でソフトバンクが4位、ソニーが5位、トヨタ自動車が6位、ファナックが7位、ホンダが8位につけているのが特徴。ファナックもアジア株軟調による連想売りと見られる。  明日の焦点も為替動向のほか、市場エネルギーがどこまで盛り上がるかだ。今夜に予定されているインテルの決算発表次第では潮目が変わる可能性がある。ただ、15日夜にJPモルガン・チェースやグーグル、16日夜はシティグループ、バンク・オブ・アメリカ、GEなどの決算発表が控える。中国では15日に4~6月期GDPが発表されるほか、中国農業銀行が上海証券取引所に上場する。日本では14~15日に日銀の政策決定会合が開かれるなか、14日も様子見ムードが支配するおそれがある。

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