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【株式・大引け】全面安で大幅続落、日経平均は9300円を割り込む

 11日の東京株式市場は全面安となり大きく下げた。日経平均株価は4日続落で、終値は前日終値比258円20銭安い9292円85銭と、7月22日以来の9300円割れ。TOPIXも3日続落で、同20.23ポイント安い834.45となった。東証1部の出来高は概算で15億8050万株、売買代金は1兆0791億円とわずかに1兆円を上回ったものの、引き続き夏休みモードの閑散相場だった。  本日の東京市場は、前場の寄りつきから大幅に下落した。前日の世界的な株安や米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた円高進行などを背景に、先物に断続的な売りが集中。さらに今朝方発表になった国内の機械受注が市場予測を下回ったことで、日経平均は寄りつきから1時間とたたずに200円以上の下げとなった。  昼のバスケット取引は135億円の成立で売り買い均衡と伝えられたが、後場に入ると現物、先物ともに安値圏で小幅にもみ合う展開に。先物がズルズルと下げて9300円を割り込むと、一進一退だった現物もついに大引けにかけて9200円台に突入し、本日のほぼ安値水準で取引を終えた。  本日は中国の経済指標がいくつか発表されることで、東京市場を追いかけて開くアジア株の動向が特に注目を集めたが、中国当局の発表数字はほぼ市場予測の範囲内で、新たな材料にはならなかった。だが、上海や深センが小高く当初はまちまちだったアジア株も時間の経過とともに軒並み安くなり、市場心裡はより冷えた。  東証1部の値上がり銘柄数は71、値下がりは1564、変わらずが27で、約94%の銘柄が値を下げたことになる。業種別では原油先物の下落を受けて空運が上昇したが、それ以外の32業種はガラス・土石のマイナス3.7ポイントを筆頭に下落した。  個別では、ホンダ、トヨタ、日産など自動車、東京エレクトロンやキャノンなどハイテク、ファナック、コマツ、日立建機など中国関連銘柄など、市場の牽引役である主力株が総崩れ。シャープ、ミツミ電機、ローム、太陽誘電、村田製作所など日本版ブルーチップも軒並み新安値をつけたほか、銀行も新安値が続出した。  買われたのは低位小型株で、業績好転など材料にリゾートトラスト、もしもしホットライン、ニチイ学館、井関農機などが上昇した。日経225銘柄では横河電機、パナソニック電工が上げた。本日の新高値はビックカメラと北海道ガスの2銘柄のみだった。  本日の大幅続落によって日経平均の25週移動平均線は下向きに転じ、テクニカル的には下値での買い支えがやりにくくなる。今週の株式市場は、夏休みシーズンの閑散相場に加え、週末にオプションのSQ(特別清算)を控え、市場が先物に振り回されやすくなっているだけに、明日以降は下げトレンドが継続する可能性もありそうだ。

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