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【株式・大引け】買い戻し先行し日経平均は3日続伸。様子見ムード強く商いは低調のまま

 3日の東京株式市場は3日続伸。今晩の米国雇用統計発表を控えて様子見機運が台頭したものの、円高一服や海外株高などの外部環境の好転を受け、ほぼ終日堅調に推移した。日経平均株価は、前日終値比51円29銭高の9114円13銭、TOPIXも同4.28ポイント高の823.70と続伸した。東証1部の出来高は、概算で13億8863万株、売買代金は1兆0136億円と低調だった。    この日の東京市場は、前日の米国株高を受けて先物主導で買い戻しの動きが先行。前場の日経平均は34円高の9097円で引けた。後場に入ると、為替が円高方向に傾いたことから利益確定売りが出て伸び悩み、一時、反落する場面もあった。ただ、下値を売り込む動きは乏しく、押し目買いにすかさず切り返した。  東証1部の値上がり銘柄数は1015、値下がりは474、変わらずは178。東証33業種のうち、上昇は23業種で、上昇率トップは鉱業の2.07%。以下、非鉄、ガラス、化学の素材業種が並んだ。下落率上位は空運(マイナス1.89%)を筆頭に、紙パルプ、食料品の順。  個別銘柄では、トヨタ自動車が5日ぶりに反発して売買代金トップとなったほか、東芝、キヤノン、ソニー、TDKなどのハイテク関連株が上昇。三井住友フィナンシャルグループや三菱UFJフィナンシャル・グループのメガバンク株もしっかり。日本橋梁やルック、レナウンなどの低位材料株が値を飛ばした。一方、ホンダが反落したほか、日立製作所、京セラ、ファーストリテイリングなどが軟調だった。  来週の相場は、まず今晩発表される8月の米雇用統計の結果がカギを握る。ただ、6日月曜日は米国株式市場が祝日で休場のため、為替市場がどう反応するかが注目される。市場では「テクニカル的には売られすぎの買いゾーン圏内に近いので、円高が一服してくれば戻りを試す展開が期待できる」(大手証券)との声が聞かれた。  もっとも、来週は国内では日銀金融政策決定会合(6、7日)、7月の景気動向指数(7日)、7月の機械受注(8日)、米国では7月の米貿易収支(9日)など、重要指標の発表が目白押し。一方で、14日の民主党代表選も控えていることから、様子見ムードが続く可能性もある。

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