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【株式・前引け】円安好感し輸出企業中心に買い戻し優勢で日経平均、TOPIXとも続伸

 週明け4日の東京株式市場の前場は、日経平均株価が前週末終値比81円84銭高の9484円07銭と2日続伸した。小幅高で寄りついた後、9400円を挟んでモミ合いが続いたが、為替が円安に傾いたことをきっかけに買い戻しが入り、ジリ高で前場を終えた。TOPIXも前週末終値比で2.80ポイント高の832.77と2日続伸。ただ、東証1部の出来高は概算で8億7673万株、売買代金は5268億円と売買は盛り上がりに欠けた。    前週末1日の米国株式は反発した。NYダウ工業株30種平均は前日比41ドル63セント高の1万0829ドル68セントと3日ぶりに反発した。ただ、週間ベースでは30ドル下落と、5週間ぶりの下げを記録した。9月のサプライマネジメント協会(ISM)景況感指数における新規受注など個別項目の悪化が嫌気され、ダウは弱含む局面も見られた。ただ、11月2~3日の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加金融緩和期待が強いことや、中国の経済指標の改善などが支援材料となり、エネルギーや素材セクターが牽引して相場全体を支えた。ナスダック総合は同2.13ポイント高い2370.75で引けた。  米国株高に加え、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経平均先物12月物の清算値が前週末の日経平均を30円ほど上回っていたことから、日経平均は前週末から6円69銭高い9410円92銭でのスタートとなった。が、明日5日まで日銀の金融政策決定会合が開かれることから様子見気分が強く、その後は前週末比近辺での一進一退が続いた。ただ、円相場が1ドル83円台後半、ユーロも1ユーロが115円台に弱含んだことで、輸出企業などに買いが入り、平均株価は続伸した。一時は9500円を上回る局面もあった。寄り前の外国証券経由売買注文(10社ベース)は、売り1460万株に対して買いが980万株と9月24日以来、6営業日ぶりの売り越しだった。  業種別では33業種中23業種が上昇した。鉱業を筆頭に不動産、その他製品、非鉄金属、精密機械、輸送用機器などの値上がり率が高かった。一方、空運や銀行、紙・パルプ、電力・ガス、その他金融、倉庫など10業種が値を下げた。  東証1部の値上がり率上位は、宮越商事、NIS、クラウディア、新東工など。一方、値下がり率上位は、C&Iホールディングスやレオパレス21、サイボウズ、内田洋行など。東証1部の値上がり銘柄数は678(全体の40.7%)、値下がり数が773(同46.4%)、変わらずが205銘柄だった。    後場の注目は、為替の動向とアジア市場。ただ、上海と深セン市場は、国慶節(建国記念日)の祝日で本日は7日から休場となる。

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