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【株式・前引け】日経平均は小幅続落。3連休前に加え米国雇用統計、G7待ちで取り引きは閑散

 8日の東京株式市場、前場の日経平均株価は前日比38円22銭安と小幅続落、9646円59銭で取り引きを終えた。前日に小幅高だったTOPIXも1.74ポイント安と小反落し、844.32だった。  前日の米国市場は、ダウが3日ぶり反落、SP500が続落、NASDAQが上昇といずれも小幅ながらマチマチの状況。注目が集まる9月雇用統計の発表(8日)を前にした様子見気分が反映された。ダウについては、商品市況安から素材関連銘柄が売られたことと高値警戒感から上げ一服となっている。  東京市場も米国雇用統計を意識した展開。さらに、3連休前の週末であること、G7を控えていることもあって取り引きは低調だ。外国証券経由売買注文は売り1590万株、買い2000万株で410万株の買い越しとなったが、大きな支援材料にはならなかった。9円安で寄り付いてからは利益確定売り、休日前の持ち高調整などからモミ合い。10時過ぎに9629円まで売られ、引けにかけてやや持ち直したものの、結局、始値が高値となった。オプションSQ値の9692円73銭にも届かなかった。東証1部の出来高、売買代金はそれぞれ9億6970万株、7457億円とSQ算出日であるにもかかわらず低水準にとどまった。  業種別では、東証33業種中値上がりは13業種で値上がり率上位は海運、鉱業、証券、パルプだが上位といっても0.6%台ときわめて小幅。値下がり20業種の値下がり率上位は金属、保険、食品、輸送用機器だった。個別ではNY市場でドルが82円台をつけたことから電機、自動車、精密など輸出関連が売られている。材料が出ている銘柄では、子会社小糸工業に対する航空会社の提訴報道があった小糸製作所、減損特損を発表した電通、転社発行を発表したエルピーダが下げている。一方、値上がりは増資見送りのパナソニック、業績修正を増額したビックカメラなど。  後場も、為替が大幅な円安に振れたり、アジア株が急騰したりといった材料がない限り様子見気分が変わることはなさそうだ。

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