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【株式・前引け】日経平均は小幅反落、手掛かりに乏しく個別株物色の展開

 25日午前の東京株式市場は小幅反落。日経平均株価は前週末終値比26円91銭安の9399円80銭、TOPIXも同4.07ポイント安の820.81で前引けとなった。東証1部の出来高は概算で6億1321万株、売買代金は4358億円と低調。前場は方向感に乏しい展開で、値動きは限定的だった。  前週末の米国株式市場はまちまち。NYダウが3日ぶり小幅安となった一方、ナスダック総合、S&P500は3日続伸。業績の先行き不透明感が強まる一方、個別株の材料が相場を左右する展開となっている。  本日の東京市場も、今週後半からの決算発表の本格化を控えて、方向感に乏しい展開。朝方の外国証券経由の注文動向は、1510万株の売りに対して、買いが990万株と、差し引き520万株の売り越し。  日経平均は前週末終値比2円安で寄り付いてスタート。直後はやや上げ、9時23分には同33円高と小幅高に転じる場面もあった。しかし、その後は対ドルで81円台前半など円高に振れたままの為替動向をにらみ、モミ合う展開に。  円相場はG20(財務相・中央銀行総裁会議)後も高止まりで推移しており、前場の引けにかけては失速のペースを速め、結局は前週末終値を若干下回る水準で午前の取り引きを終えた。  東証33業種別では、その他金融、情報・通信、鉱業、海運の4業種のみが上昇。下落は29業種で、空運のマイナス1.63%がワーストだった。  個別株では、一部報道で下期の為替レートを円高方向に修正すると伝えられたトヨタ自動車に売りが先行。キヤノン、信越化学工業なども下落した。一方では、自社株買いが好感されたKDDI、通期での上方修正期待が高まっている日立ハイテクノロジーズ、日産車体、投資判断が引き上げられたクラリオンなどは買われ、個別株を物色する動きが目立っている。  後場にかけてのポイントは、引き続き為替とアジア株の動向。決算発表の本格化を控え、個別株の材料を中心に売り買いされる展開が続きそうだ。

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