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【株式・前引け】日経平均は続落。鉱工業生産指数が想定以下、円高基調も嫌気され売り先行の展開に

 29日の東京株式市場前場は大幅続落。日経平均株価の前引けは、前日終値比159円42銭安の9206円61銭となった。TOPIXも同9.11ポイント安の805.22で引けた。東証1部の出来高は概算で9億0528万株、売買代金は6269億円だった。  前日の米国株は、 NYダウ平均が小幅続落、ナスダック総合指数が7日続落とマチマチ。米国市場では、翌日のGDP速報値の発表や、週明けの中間選挙、連邦公開市場委員会(FOMC)の開催などを控え、様子見ムードが広がった。寄り付き前の外国証券経由の注文動向(10社ベース)は、売りが1130万株、買いは1620万株となり、差し引き490万株の買い越しとなった。  本日の東京市場は、寄り付きから売りが先行する展開となった。先物に大口の売りが相次いだほか、朝方に発表された鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことが嫌気された。為替も3日ぶりに1ドル80円台にまで上昇し、輸出関連株を中心に相場を押し下げた。  日経平均は10時19分には171円安の9100円台後半となり、取引時間中としては9月15日以来の安値をつけたが、その後は反発し、9200円台前半でもみあう展開となった。  業種別では、東証33業種のうち電力・ガスを除く全業種が値下がり。下落率のトップはガラス・土石製品で、鉄鋼、鉱業がそれに続いた。個別銘柄も東証1部全体で値下がりが1312銘柄と79.6%を占めた。値下がり率の上位には山水電気、C&Iホールディングス、日本ガイシなどが入った。一方、値上がり率トップは日本M&Aセンターで、9月中間期の業績予想を上方修正したTOWAや、11年3月期の業績予想を上方修正した日立製作所などが上昇した。  後場の注目は引き続き為替の動向と、上海や香港などのアジア市場。来週のFOMCを前に買い控えムードも広がりつつあり、先物の動きも波乱要因となりそうだ。

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