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【株式・前引け】海外株高など受け日経平均、TOPIXとも2日続伸

 2日の東京株式市場は高値でもみ合う展開となった。日経平均株価、TOPIXとも2日続伸。日経平均の前場終値は前日終値比178円07銭高の1万0166円12銭。TOPIXは同11.77ポイント高の877.84ポイントとなった。  前日の米欧市場で株価が大幅高となった流れを受けたことに加え、為替がユーロ安円高傾向が一服し、ドル円相場も84円台で安定して推移したことが影響した。欧州の財政金融問題への過度な警戒感も後退。海外株式相場は軒並み上げた。  また、朝方、外国証券が4日連続で金額ベースの大幅な買い越しと伝えられ、上昇相場を後押しした。外国人投資家動向をみると、10社ベースでは2400万株の売りに対し、3160万株の買いと、差し引き760万株の買い越し。さらに、2日朝発表された財務省の「対外及び対内証券売買契約等の状況」によると、非居住者による株式の取得・処分は、11月に入って4週連続でネットの買い越しが続いている。  テクニカル指標面では、200日移動平均線が上昇基調に転じた点が注目される。  ゴールドマン・サックス証券が2011年の5つの買い推奨商品を公表し、ジャンク債や商品、中国人民元と並んで日本株が入ったことも材料視されている。  一方、海外の株式市場は軒並み高となった。1日のニューヨークダウ工業30種終値は1万1255.78ドルと、前日比249.76ドルの上昇。欧州も英国、ドイツ、フランス、スイス、スウェーデンの各国株式指数がすべて上昇し、財政不安が伝えられるスペインの株式相場も前日比で上昇した。アジアや新興国の主要市場も軒並み上昇している。  前場の売買高は9億5938万株、売買代金は6912億円。値上がり銘柄数が1429銘柄だったのに対し、値下がりは130銘柄、変わらずは97銘柄と、値上がり銘柄数が8割以上を占めた。業種別騰落率をみると、ガスを除いて東証33業種中32業種が上昇。上昇率トップから順に、証券(3.32%の上昇)、機械(同2.61%)、不動産(同2.51%)、ゴム(同2.48%)、精密(同2.42%)と続いた。  値上がり率トップは山水電気の33.33%。次いでコナカ(15.93%)、フージャース(11.29%)。値下がり率はC&I Holdings(マイナス12.5%)、オービック(同4.03%)、旭テック(同3.84%)だった。「値動きのいい小型株を買う動きが続いている」(証券筋)という。

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