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【株式・前引け】欧米株高の影響で日経平均は続伸。ただ上値の重い動き

 3日の東京株式市場前場は3日続伸。日経平均株価は前日終値比13円73銭高の1万0182円25銭、TOPIXも同1.54ポイント高の878.75だった。前日の欧米株高などの影響で寄り付きから上昇したが、円高や利益確定の動きなどからやや伸び悩んだ。東証1部の出来高は概算で7億7851万株、同売買代金は5725億円だった。  前日の米国株式市場はNYダウが同106ドル63セント高の1万1362ドル41セントと2日続伸。ナスダック総合指数、S&P500も上昇した。10月の仮契約住宅販売指数が市場予想に反して改善したことや、小売り各社の11月の月次売上高が好調だったことが好感された。欧州でも、ECB(欧州中央銀行)が主要政策金利を1.00%に据え置き、国債の買い取り継続など、緊急の流動性措置を継続する方針を示したことなどから、主要国の株価指数は総じて堅調だった。中でもドイツは08年6月以来の高値水準に到達している。  本日の東京市場寄り付き前の外資系証券経由の注文動向は、買い2210万株に対し売り1660万株と、差し引き550万株の買い越しと伝えられた。買い越しは5日連続。  こうした流れを受け、日経平均株価は、同63円26銭高の1万0231円78銭で寄り付き、その直後の9時01分には同85円高の1万0254円まで上げ幅を拡大した。ただ、その後は為替がドル、ユーロともに円高に進んでいること、注目の11月の米国雇用統計の発表などを控えていることもあって利益確定売りの動きが出て、引けにかけて伸び悩んだ。  業種別では、東証33業種のうち24業種が上昇。上昇率トップは精密で、前日比1.09%。ゴム製品、医薬、石油などがそれに続いた。下落した9業種のうち、下落率の上位は非鉄金属で、同0.60%下落。海運、その他製品、小売りなども下落した。  個別銘柄では、値上がりは944銘柄と全体の56.7%。値下がりは489銘柄、変わらずは229だった。フルキャストホールディングスや、MBによる非上場化を発表したインボイスが大幅に続伸。そのほか、トレンドマイクロなども上昇。ファナックは年初来高値をつけた。一方で、下落したのは衣料のハニーズ、紳士服のコナカなど。11月の既存店売上高が低調だったファーストリテイリングも大きく下げている。  後場のポイントは、為替やアジア市場の動向だ。また、12月10日のメジャーSQ(特別清算指数)算出日を控え、先物の動きにも注目が集まる。

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