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【株式・大納会前引け】円高進行受け日経平均は大幅反落、下げ幅は100円超す

 2010年大納会の30日前場、東京株式市場は大幅反落した。為替の急激な円高進行が嫌気された。日経平均株価は前日終値比128円73銭安の1万0215円81銭、TOPIXは同9.90ポイント安の898.11だった。東証1部の出来高は概算で7億3167万株、売買代金は4386億円と低調。  前日の海外市場は総じてしっかり。米国はNYダウ、ナスダック、S&P500とも小幅上昇し、欧州ではドイツ、フランスも上昇したが、英国は下げた。NYダウは前日比9ドル84セント高の1万1585ドル38セントと、連日で高値を更新した。ドル安の恩恵に加え、年末商戦が順調なことが好感された。ただ、先高期待は根強いものの、市場参加者は少なく、どんどん上値を追うほどの勢いはなかった。  本日朝方の外国証券経由の売買注文は、売り1060万株、買い1310万株で250万株の買い越し。6日連続の買い越しだった。ところが、これを受けた東京市場では、急減な円高進行が市場心理を冷やした。ドル円相場は、1ドル81円台前半まで円高が進展。日経平均は41円安の1万0303円で寄り付き、9時5分には29円安、1万0315円まで下げ渋ったものの、これが前場の高値となり、その後は先物に大口の売りが出て下げ幅を拡大した。前引け間際の10時57分には、前場の安値となった134円安、1万0209円まで売り込まれた。  業種別では、東証33業種すべてが下落。銀行がマイナス1.95%、、保険が同1.74%、証券、ガラスが同1.65%と下落率が大きく、水産はマイナス0.32%、海運は同0.35%と下落率が小さかった。個別銘柄では、このところ急騰していたサンシティが急反落し、ザ・パック、日本アジア投資、イワキなども下げが目立った、一方、鉄道関連で注目される東洋電機、東光電気、ピクセラなどが買われた。東証1部の値下がり銘柄数は全体の約85%となる1407に達し、値上がりは144銘柄、変わらずは96銘柄で、ほぼ全面安の展開だった。  いよいよ今年の取引も、あと半日を残すのみ。本日後場も、引き続き為替相場、アジア株を意識しながらの展開となりそうだ。

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