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【株式・前引け】日経平均は前日終値比4円安、TOPIXは小幅高、買い材料乏しく小動き

 10日の東京株式市場前場は小動きの展開で、前日終値比4円06銭安の1万0613円77銭とわずかに下落、TOPIXは同1.97ポイント高の945.99となった。東証1部の売買代金は8205億円、出来高は10億9215万株。    前日の米国市場はNYダウが前日終値比6ドル74セント高の1万2239ドル89セントと8営業日連続の上昇で引けた。一方、ナスダックは7.98ポイント安の2789.07ポイントと5営業日ぶりに反落するなど、方向感を欠く展開。連騰を維持したNYダウも午前の上昇以後は下げ基調で、取引終了前かろうじて前日終値を上回った程度。値上がり銘柄よりも値下がり銘柄のほうが多く、連日の上昇から高値警戒感が出ているともみられる。  本日の東京市場では、寄り付き前の外資系9社ベースの注文動向が、売り2050万株に対し、買いが1560万株と2日連続での売り越し。1万0500円台後半と続落で始まった日経平均は10時台に1万0631円94銭をつけたものの、その後は売りに押されて前引けは9日の終値をわずかに下回った。  「エジプトなどの海外情勢不安や日本国債の格下げなど、内外のマイナス要因が出ていても株価のほうは底堅い。下値はしっかりしているが、かといって上にいく材料も乏しい」(国内証券)。実際、政策効果が薄れる中での製造業の回復は外需を主因としているだけに、海外株式相場のもたつきをよそに日本株だけ値を上げる展開は見込めない。  東証1部の値上がり銘柄数は833と全体の約半分、値下がりは612、変わらずが216。東証33業種別の株価指数のうち上昇は海運、鉱業、石油、ゴムなど25業種。騰落率ワーストはガラスでマイナス0.88%、これに食料品やサービス、電気などが続く。    売買高ランキングでは金融株や鉄鋼、自動車株が上位。2位のアイフルは前日終値の88円から116円まで値を上げた。経営統合を発表した新日鉄と住友金属がわずかに値戻り。9日に好決算を発表した日産自動車が反落する一方、トヨタ自動車は値を上げた。業績を材料に買われている銘柄もあるが、全体ではフシ目といわれる1万0500円から1万0600円台でのモミ合いが続きそうだ。  

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