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【株式・前引け】米国株の大幅下落を受けて続落。ただ前引けにかけて下げ渋る

 11日の東京株式市場前場は続落。日経平均株価は前日終値比87円04銭安の1万0347円34銭で引けた。TOPIXも同9.07ポイント安の921.77だった。東証1部の出来高は、概算で20億1635万株、売買代金は1兆7005億円。株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出で売買は大きく膨らんだ。  前日の米国株式市場は大幅な下落。NYダウが前日比228ドル48セント安と今年最大の下げ幅で、1万1984ドル61セントと1万2000ドルを割り込み、50日移動平均も下回った。この流れを引き継いで、東京市場でも売りが先行した。リビア情勢よりも、中国の2月の貿易赤字が市場予測を上回ったこと、格付け会社ムーディーズがスペイン国債の格下げを行ったことで欧州財政不安への懸念が高まったことがマイナス材料となった。商品市況高から景気悪化懸念へ市場心理がシフトし、むしろ原油価格は下げている。ハイテク比率が高いナスダック総合指数も下落。  朝方の外国系証券経由の注文動向(9社ベース)は売り2080万株、買い1310万株で差し引き770万株の売り越しだった。こうした流れを引き継いで、日経平均は前日比135円安で寄り付いた。ただ、原油価格の下落と円相場が82円台後半と安値で推移したことから、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小した。     東証33業種では全業種が小幅ながら下落。下げ幅が比較的大きかったのは卸売、繊維、輸送用機器、非鉄など。東証1部の値上がり銘柄数は267、値下がりは1274、変わらずが136だった。  個別銘柄では、ホンダ、富士通、東芝、パナソニックなど自動車、ハイテク輸出株が軒並み下落。国際帝石や三井物産や丸紅も下げた。川崎汽船、コマツも安い。IHI、板硝子も売られた。KDDI、ダイキン、クレディセゾン、三菱重、JFEは上昇。

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