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【株式・前引け】週末控え、日経平均、TOPIXともに小幅反落

 1日午前の東京株式市場は日経平均株価、TOPIXがそろって小幅反落。日経平均は前日終値比10円76銭安の9744円34銭、TOPIXは1.77ポイント安の867.61だった。市場エネルギーは前日からやや低下し、東証1部の売買高は概算で11億9769万株、売買代金は6744億円だった。  前日のNY市場は。ダウ工業株30種平均は前日比30ドル88セント安の1万2319ドル73セントと反落。一方、ナスダックは4.28ポイント高の2781.07だった。週末の雇用統計の発表を控え、欧州の財政問題に対する懸念などから手仕舞い売りに押される展開となった。    東京市場朝方の外国人の売買動向は売り2200万株、買い2900万株で差し引き700万株の買い越し。2営業日連続の買い越しで、金額ベースでも買い越しだった。  日経平均は前日比2円高の小幅高で始まった後、先物に大口の買いが入り、9時5分には9805円93銭をつけた。が、9時23分以降、先物に大口の売りが相次いでマイナスに転じ、9時38分に前場の安値9698円60銭をつけた。その後はモミ合いの展開となり、日経平均株価は小幅安で引けた。名実ともに4月相場入りとなり、為替が1ドル83円台半ばで推移するなどプラス材料の一方で、週末であるうえに、米国の雇用統計を見極めたいとする動きもあり、値動きは小幅な展開となっている。  業種別では、上昇したのは鉱業、石油・石炭製品、不動産、銀行など33業種中8業種。一方、下落は電力・ガス、空運、その他製品、パルプ・紙など25業種。東証1部では全体の約28%の480銘柄が上昇、値下がりは1064銘柄だった。  個別銘柄ではアーク、日本鋳鉄管、日本コンベヤなどが上昇率上位。また、産業用保安器などを取り扱う計測器メーカーの理研計器はストップ高だった。ダイキンも米社買収交渉打ち切りが好感された。値下がり率上位では国際航業ホールディングス、NISグループ、公的資金注入などが報じられた東京電力など。出来高上位では、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、不動テトラ、三菱重工業、川崎重工業などが上昇した一方で、日立製作所、住友金属工業、飛島建設などが売られた。  本日発表された3月分の日銀短観では、大企業製造業の業況判断指数がプラス6と市場予測の範囲内だったが、3月11日に発生した東日本大震災の影響は3割程度しか反映できていないとのことから、現時点では市場への影響は限定的と見られる。震災の影響が反映され始める来週以降の経済指標への注目が高まる。ひとまず、後場は週末を控えていることから、為替やアジア市場をにらみながらのモミ合い相場が続きそうだ。

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