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【株式・大引け】米国株高好感し、日経平均株価は4日ぶり反発。決算発表で個別銘柄の明暗分かれる

 27日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発した。大引けは9691円84銭と前日比133円15銭高、TOPIXも839.87と同6.23ポイント高で3日ぶりの反発。東証1部の出来高は概算で17億4972万株、売買代金は1兆3181億円。なお、東証マザーズ指数は11日ぶりに下落している。  前日の米国株高を好感し、前場の日経平均は前日比72円84銭高の9631円53銭で寄り付いた。先物に断続的に買いが入り、一時は9728円まで高くなる局面もあったが、その後やや上げ幅を縮小し、9682円21銭での前引けとなった。  昼のバスケット取引は401億円成立し、40億円程度買い決めが優勢とみられる。後場の日経平均は、前引けを2円上回る9684円83銭でスタート。その後、いったんは利益確定の売りなどに押されたが、小口の買いものが入り、再び切り返しての大引けとなった。  アジア株式市場が堅調だったことに加え、経済産業省の緊急調査で、被災した大手製造業の工場が7月までに9割復旧する見通しと伝えられたことも、「市場をめぐる過度な不透明感の後退につながった」(市場関係者)。なおスタンダード・アンド・プアーズが日本国債の格付け見通しを従来の「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたが、株式市場への影響は限定的だった。  東証1部では値上がりは867銘柄(全体の51.7%)、値下がりは642銘柄(同38.3%)、変わらずが165銘柄(同9.8%)。業種別では東証33業種のうち、27業種が上昇。非鉄、電気機器、繊維、化学などの上昇率が大きくなった。証券の値下がり率が大きくなった。  個別銘柄では、決算発表を受けてクラレが大幅高。ファナックもしっかり。昨日、今期業績見通しを下方修正したキヤノンは、悪材料出尽くしとの見方で買われた。一方で、11年3月期が最終赤字になった大和証券G本社や、昨日の決算発表で今期業績予想を開示しなかった日立建機は売られた。  米国では、本日までの2日間、FOMC(連邦公開市場委員会)が開催されており、バーナンキFRB(連邦準備制度理事会)議長の会見に注目が集まる。また日本でも明日、日銀の金融政策決定会合が予定されている。明後日から大型連休入りとなり、明日後場の株式市場は手控えムードが強まりそうだ。

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