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【株式・大引け】日経平均は1カ月半ぶり1万円台回復。ビンラディン容疑者殺害報道が刺激に

 大型連休の谷間となる5月2日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は連休前4月28日終値に比べ154円46銭高い1万0004円20銭、TOPIXも13.70ポイント高の865.55で引けた。東証1部の出来高は概算で18億3403万株、売買代金は1兆2301億円だった。    東京市場が休場だった先週末にかけて海外市場は総じて好調に推移。米国ではNYダウが4日続伸、月間でも5カ月連続の上昇となるなど、投資家心理の好転ぶりを印象づけた。  この流れから、本日の東京市場も寄り付きから買いが先行し、自動車、電機など輸出関連株を中心に全面高でスタート。その後は連休谷間の薄商いとあって、日経平均株価は次第に上げ幅を縮小して前場を折り返した。  再びマーケットを刺激したのは、昼休み時間中に飛び込んできた、国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者が米軍に殺害されたとの報道だ。このニュースでGLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株先物が上昇したことや、為替が一時円安・ドル高に振れたのをきっかけに、先物先導で日経平均株価も一段上昇。売り方の買い戻しが前場以上に強まり、後場開始直後の12時31分に本日高値の1万0017円をつけた。  買い一巡後は、達成感が意識され始めたことや、大型連休後半前の手掛けにくさもあって、日経平均は1万円手前の20円幅で一進一退を続けたが、警戒された薄商いも後場に入ると欧米の機関投資家と見られる買いが切れ目なく入り、日経平均は再び1万円台に乗せて取引を終えた。終値で1万円を回復したのは東日本大震災が発生した3月11日以来、約1カ月半ぶり。  東証1部では全体の8割強の1365銘柄が上昇し、値下がりは225銘柄、変わらずは79銘柄だった。業種別では上昇率3%を超えた海運、ゴム、不動産をはじめ、鉱業を除く全業種が上昇した。

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