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【株式・大引け】日経平均、TOPIXとも3日ぶり小幅反発。企業の好決算などが買い材料に

 10日の東京株式市場は小幅反発。日経平均株価は前日終値比24円38銭高の9818円76銭、TOPIXも同3.25ポイント高の857.46といずれも3日ぶりに反発した。前場は円高を嫌気して安値圏を軸に取引されたが、後場に入ってアジア株の堅調さや企業の好決算が買い材料となって値を戻した。東証1部の出来高は概算で19億0970万株、売買代金は1兆3029億円と売買エネルギーは低調だった。  前場は寄り付きこそ買いが先行したが、その後は為替の円高が嫌気され、下値を探る動きに転じた。日経平均の前引けは前日終値比23円安で引け、昼のバスケット取引は約393億円の成立で、売り買い均衡と伝えられた。  後場は前日比18円安の9775円で寄り付いたが、アジア株が総じて堅調だったことから、13時過ぎには9800円台に乗せた。その後は材料不足で方向感に乏しい展開となったものの、14時に「トヨタが生産の正常化を2~3カ月前倒しする」と報じられたことが買い材料に。好決算が相次いだことや、日銀のETF(上場投資信託)買いと見られる動きも下値を支える要因となった。ただし、為替の円高が重しとなり、14時15分に前日比40円高の本日最高値を付けた後は、上値の重い展開となった。  業種別では東証33業種中のうち26業種で値上がりした。上昇率の上位は水産・農林、金属製品、非鉄金属など。一方、空運、保険などの値下がりが目立った。個別銘柄でも値上がり数が932と55%を占めた。値下がり数は589で、変わらずは144。値上がり率ランキングにはフィデック、シップヘルスケアホールディングス、アネスト岩田など、好決算銘柄が上位を占めた。値下がり率ランキング上位は山水電気、エコナックホールディングス、理想科学工業などだった  明日以降の注目は引き続き企業の決算動向。また、「原発問題も株価を左右する」(大手証券)との声も聞かれた。

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