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【株式・前引け】日経平均株価は2日続伸、円高一服で買い戻しの動き

 18日の東京株式市場前場は2日続伸。日経平均株価は前日終値比84円10銭高の9651円12銭だった。TOPIXは同6.52ポイント高の835.37と5日ぶりに反発。前日の米国株はまちまち、欧州は全面的に下げたが、ドル、ユーロともに円高基調が一服し買い戻しの動きとなった。東証1部の出来高は概算で8億5233万株、同売買代金は5600億円だった。  前日の米国株式市場はNYダウが同68ドル79セント安の1万2479ドル58セントと3日続落。S&P500も続落だったが、ナスダック総合指数は上昇に転じた。 米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した4月の鉱工業生産指数は前月比横ばいだった。震災の影響で日本からの部品供給が滞り、自動車生産の減少が響いたようだ。また、4月の住宅着工件数も予想に反して減少。こうした経済指標にくわえ、ヒューレットパッカードの業績見通しが市場予想を下回ったことも嫌気された。  東京市場は、寄り付き前の外資系証券経由の注文動向が売り1710万株に対し買い1790万株と、差し引き80万株、2営業日連続の買い越しと伝えられた。金額ベースでも買い越し。  日経平均株価は前日終値比35円高で寄り付き。その後9時26分に同23円高まで上げ幅を縮小したが、その後は買い戻しの動きから引けにかけて上昇。ただ、製造業を中心に下期の業績見通しが不透明ということもあり、上値は限定的だった。また、対ドルは81円台半ば、対ユーロも116円付近で推移していることで、買い戻しの動きがみられた。  業種別では東証33業種のうち31業種が上昇。上昇率トップは鉱業で前日比2.50%上昇。銀行、情報・通信、金融などが続いた。下落したのは海運と輸送用機器の2業種のみ。  銘柄ベースでみると、値上がりは1238銘柄と全体の75%を占めた。値下がりは275銘柄、変わらずは136銘柄だった。  みずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併が報じられたみずほフィナンシャルグループが同4円高の131円。海外事業の好調が伝えられたファーストリテイリング、半導体製品の供給能力を6月から毎月2割引き上げると報道されたルネサスエレクトロニクス(本日大引け後に決算発表)が上昇。原発事故収束に向けた工程表を見直した東京電力をはじめ、電力株も買い戻された。  また、複数のテクニカル指標が買いサインを示したソフトバンクや自社株買いを発表したミネベアも上昇。一方で、ファナックやソニーが下落。トヨタ自動車やホンダなどの自動車株も冴えない値動きとなった。  3月期企業の決算発表がほぼ一巡したこともあり、後場にかけて為替動向が注視されそうだ。また、日本市場に遅れて始まったアジア市場は軒並み堅調な推移となっている。こちらも注目材料だ。

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