市場経済ニュース

【株式・大引け】日経平均は小幅反発。割安感から後場に買い戻されるが上値重い

 24日の東京株式市場は小幅反発。日経平均株価は前日終値比16円54銭高の9477円17銭(上昇率0.17%)、TOPIXも同1.48ポイント高の819.16と、いずれも小幅ながら4営業日ぶりに反発した。  世界景気の減速懸念や欧州の財政不安問題などが重しとなっているが、このところの株価下落によって割安感が高まったことから後場はやや買い戻され、上昇に転じた。東証1部の出来高は概算で16億5332万株、同売買代金は1兆1453億円と売買エネルギーも低調だった。  本日の東京市場は方向感の定まらない展開に終始した。前日の欧米株式市場の軟調を受けて、日経平均寄り付きは前日終値比54円安でスタート。一方、日本株は複数のテクニカル指標が割安を示す水準にあることから買い戻しや押し目買いの動きもあり、その後は高値圏と安値圏を行ったり来たりする展開となった。  昼のバスケット取引は332億6200万円が成立。売り買い均衡と伝えられた。先物の動きに引っ張られて、日経平均は13時14分には同30円高まで上げたものの、それ以上の上値を追う動きは続かず、伸び悩んで引けた。  東証1部の値上がり銘柄数847(全体の50.8%)に対し、値下がりは646銘柄(同38.7%)。変わらずは173。業種別では、東証33業種中、21業種が上昇。電気・ガス(上昇率2.1%)を筆頭に、海運、その他金融が1%以上のプラスとなった。下落は12業種。騰落率ワーストは石油(下落率0.93%)でガラス・土石製品、ゴム、不動産などがそれに続いた。  個別銘柄では、東京電力福島第一原発事故を受けて、大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設事業の計画を打ち出しているソフトバンクがはやされたほか、同じ太陽光発電関連で京セラも物色された。証券会社が目標株価を引き上げたと伝えられたユナイテッドアローズや、100万株(発行済み株式総数の1.63%)の自社株買いを材料にリケンテクノスも値を上げた。  一方、このところ買われていた電通は利益確定売りに押されて下落。5月の既存店売上高が軟調と伝えられたジーンズメイトや、大震災の影響で前11年3月期の業績見通しを下方修正した北日本銀行も売られた。  新興国ではインフレ率の高まりから金融引き締め姿勢が鮮明化してきており、これまでの急成長に歯止めがかかる懸念が高まっている。欧州の財政問題も依然としてくすぶっているうえ、国内では買い材料となるような政策も乏しい。日本株は上値の重い展開が続きそうだ。 

ページトップ