市場経済ニュース

【株式・前引け】日経平均は続落、一時9300円台に。電力会社が軒並み年初来安値更新

 6月6日の東京株式市場前場は3日続落。日経平均株価の前引けは、前週末比89円15銭安の9403円06銭、TOPIXは同6.58ポイント安の809.99。東証1部の出来高は概算で9億5113万株、売買代金は5035億円だった。  前週末の米国株式市場は、5月の雇用統計が市場予想を下回ったことから米国の景気回復ペースが鈍っていると受け止められ、これを嫌気して売り込まれた。NYダウは3日続落し、3月27日以来の安値となり、ナスダック総合も大幅反落した。  東京市場寄り付き前の外国証券(9社ベース)経由の注文動向は、売りが1120万株に対して、買いが1290万株で、差し引き170万株の買い越しだった。買い越しは3営業日連続。  先週の米国市場の下落や米国景気への減速懸念、中国の景気引き締めや欧州の財政問題など懸念材料が目白押しなことから、日経平均は24円安の9467円で寄りついた。その後、一時1円安まで下げ渋ったが、じりじりと値を下げ、先物にまとまった売りが出ると、10時過ぎには101円安の9391円まで下落。取引時間中の9300円台は3月29日以来のことだ。その後、やや戻す場面もあったが、安値圏で引けた。  東証1部の値上がり銘柄数は486銘柄、値下がりは1001銘柄で、変わらずは187銘柄。業種別では33業種中、値上がりはわずか4業種。上げたのは石油、食料、倉庫、ゴムのみだった。値下がりは29業種に上り、電気・ガスが断トツの6.00%下げ、証券は2.07%の下げで銀行、海運、保険が続いた。  個別では、菅政権の退陣が遠くないことがはっきりしてきたことで、原発事故賠償スキームの先行きに不透明感が強まったことから、東電をはじめとして関電、中電、四国電力など10電力が年初来安値を更新、高岡製作所も下げた。上げたのはアイロムHD、復興需要との関連で福田組、業績好調の東栄住宅など。  後場に向けてのマーケットの注目点は、為替や先物の動向、国内政治情勢に進展が見られるか、といった点だ。

ページトップ