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【株式・前引け】日経平均株価は海外株高、円安で2日続伸

 29日の東京株式市場前場は続伸。日経平均株価の前引けは前日比96円71銭高の9745円69銭、ザラバでは5月12日以来の高値9780円までつけた。TOPIXは同8.47ポイント高の838.81。東証1部の出来高は概算で7億2300万株、売買代金は4706億円と、月末接近もあろうが引き続き低調だった。    前日の海外株式市場は総じて上昇した。ギリシャ債務問題について過度な悲観が後退したことから、米欧株式市場は調整一巡から出直り歩調に入ったとの見方も出ている。特に、米国株式市場はNYダウが145ドルという、4月20日以来の大きな上げ幅で、チャート上では5月19日以来のゴールデン・クロスを達成していた。また、為替もユーロが上昇し、円は対ドルで81円台、対ユーロで116円台と円安が進んだ。  さらに、寄り付き前の外国証券(9社ベース)経由の注文動向は売りが1030万株に対して、買いが1920万株で差し引き890万株と3日ぶりの買い越しだった。金額ベースでも買い越し。  こうした状況を受けて、日経平均は118円高の9767円で寄り付き、直後の9時04分に131円高の9780円まで買い進まれた。その後、利益確定売りで9734円まで上げ渋る場面もあったが、売り込む動きは限定的なまま前引けを迎えた。  業種別では東証33業種の全業種が値上がりした。値上がり率トップは東電以下、電力株が軒並み高となった電気・ガスで2.13%上昇。非鉄、保険、電気機器、ゴムが続いた。  東証1部の値上がり銘柄数は1153銘柄で全銘柄の70.3%に達した。値下がりは292銘柄、変わらずは191銘柄。個別では、双信電、NISなどが値上がり率上位に並び、3年後に売上高1兆円目標を打ち出したファナックも高い。ホンダは7日続伸、日産は反発。一方、業績悪を伝えられたイオンモール、ヨロズが下げ、鈴丹は利益確定売りに押された。山パンは原料小麦高を嫌われた。  後場に向けては、為替やアジア市場の動向、先物、出来高などがポイントになりそうだ。

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