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【株式・前引け】米国株休場で手掛かりに欠け、日経平均株価は小幅反落

 5日午前の東京株式市場はマチマチ。日経平均株価の前場終値は前日比15円21銭安の9949円88銭と小幅ながら6営業日ぶりに反落した一方、TOPIXは同0.16ポイント高の864.27と6営業日続伸となった。前日の欧州市場は堅調だったが、米国市場が休場で手掛かりに欠けるうえ、このところの急速な株価上昇に伴う過熱感が警戒されている。東証1部の出来高は概算で9億6639万株、売買代金は5378億円と低調だった。  前日4日の米国株市場は独立記念日で休場。米国以外の株式市場はカナダ、イギリス、ドイツがそれぞれ5営業日、7営業日、5営業日続伸するなど総じて堅調で、英FT100総合指数は5月10日以来の6000台に乗せた。また朝方の外国証券9社ベースの売買動向は、売り630万株、買い1030万株、差し引き400万株の5営業日連続での買い越しだった。  これを受けた本日の日経平均は、前日比5円安の9959円で寄り付き、その後は前日終値を挟んでのもみ合いを中心とした推移が続いた。9時半過ぎには9986円まで買われたが、前場前引けでは、売り物に押されてマイナス圏に沈んだ。東証1部の騰落レシオが125.16%と2月17日以来の120%台乗せと過熱感も意識されるなか、前日の米国株も休場で買い手掛かりにも欠けた。松本龍復興対策担当相の辞任表明は、前場時点では特段の材料視はされていないもよう。  東証1部の値上がり銘柄数は674(全体の40.5%)に対し、値下がり銘柄数は761(同45.7%)、変わらずは225(同13.5%)。業種別では東証33業種のうち17業種が値上がりし、値下がりは16業種だった。保険、紙パルプ、電気・ガス、銀行など内需株が総じて堅調だった。一方で、ゴム、金属製品、卸売、精密などが値下がりした。  個別株では、外資系証券の買い推奨でユニデンが大幅高。信用取引の買い戻しが中心と見られるが、東京電力は28円高。東京証券取引所がTOB(株式公開買い付け)を提案していると一部で報じられた大阪証券取引所は急伸した。一方でアスクル、ランド、ファーストリテイリングなどの下落が目についた。  後場の焦点はアジア市場や為替の動向。出来高、売買代金が増えてくるかどうかも注目される。

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