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【株式・大引け】高値警戒感と様子見ムードが強まり、日経平均は小幅反落

 週明け11日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前週末の米国株安を受けて朝方から小安く始まり、後場に入っても狭いレンジでの膠着相場が続いた。午前中は下落していた中国の上海総合指数が、午後になって小高くなる場面もあったが、東京市場は大きく反応しなかった。  日経平均株価の大引けは1万0069円53銭(前週末比68円20銭安)、日中の値動きはわずか51円という狭い範囲にとどまった。TOPIXの大引けも870.16(同4.18ポイント安)と反落。  TOPIXの規模別株価指数を見ると、午前同様、小型株指数はプラスで引けた。2部指数、マザーズ指数もそろって上昇しており、主力株の売買が手控えられる一方で、 一部個人投資家の資金が小型株、新興株に向かった様子がうかがえる。東証1部の値上がり銘柄数は800、値下がりは714、変わらずは157と、銘柄数でも値上がりのほうが若干多かった。東証1部の出来高は概算で15億1588万株と6月13日以来の低水準にとどまった。売買代金は1兆0119億円とこちらも低調。  東証33業種のうち、値上がりは電気・ガス、小売り、陸運、空運、鉱業、ゴムの6業種、値下がりは海運、証券などを筆頭に27業種だった。  個別では、6月の販売好調が伝えられたケーズHLDなどの家電量販店や、一部証券会社が目標株価を引き上げた東京製鐵やキヤノンMJなどが買われた。良品計画、コーナン商事、DCMHLD、スギHLD、ヤマダ電機、コメリ、チヨダ、ファーストリテイリングなど小売りの一角や、工作機械のオークマ、自動車部品の鬼怒川ゴム工業などが年初来高値を更新した。一方で、場中に公募増資などで最大800億円を調達すると発表したエルピーダメモリが13%を超す大幅安となり、年初来安値を更新した。  今週の主なスケジュールとしては、米国企業の決算内容が注目される。日本時間の今晩発表されるアルコア、14日(木)に発表されるグーグル、JPモルガン・チェースなどがその代表だ。また、13日(水)には中国が4~6月期GDP、6月の鉱工業生産を、14日(木)には米国で6月の小売売上高が発表される。国内では、12日(火)に予定されている日銀の白川総裁会見が注目されそうだ。

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