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【株式・前引け】欧米株軒並み安受け日経平均154円安、4営業日振り1万円割れ

 12日の東京株式市場前場は続落。日経平均株価の前引けは前日終値比154円53銭安の9915円00銭と2日続落、4営業日ぶりに1万円の大台割れとなった。TOPIXも2日続落で、同14.04ポイント安の856.12。  大幅安の最大の原因は欧米株の下落だ。イタリア国債、スペイン国債の利回り上昇を受け、欧州市場には債務問題の拡大懸念が広がり、フランス2.7%安、ドイツ2.3%安、イギリス1.0%安と軒並み値下がり。特にスペインは6日連続の下げで昨日は2.8%安となった。株安は大西洋を越えて米国に波及し、NYダウ1.2%、NASDAQ2.0%、SP5001.8%の下落率となった。  欧米株の惨状の前には、寄り付き前の外国証券経由売買注文が10日連続買い越し(売り1330万株、買い1660万株で差し引き330万株)になったことも焼け石に水。本日の日経平均は前日終値比126円安の9943円でスタート。いったん盛り返して同98円安の9971円まで下げ幅を縮める場面もあったが、ユーロ安、足元の過熱感、中国の利上げ警戒も加わり、ジリ安となり安値圏で取引を終えた。  日経平均を構成する225銘柄で値上がりは、いすゞ自動車、大日本住友製薬、東京電力、スカパーJSATホールディングスのわずか4銘柄。219銘柄が値下がりした(変わらずが2)。全面安となったことから様子見気分も発生、東証1部の出来高、売買代金はそれぞれ9億0992万株、5531億円と低調だった。  業種別では33業種すべてが下落。下落率2%超は高い順に鉱業、保険、その他金融、証券、銀行、その他製品、不動産で内需勢が目立つ。下落率が小さいのは医薬、水産、情報通信、サービス、繊維だった。個別では、業績好調でダイジェット工業、携帯型放射線測定器増産で日立メディコが値上がり。上昇で始まった東電は失速、1円高で引けた。  午後にかけてのポイントはアジア市場と為替動向。9900円を割るかどうかに注目したい。割れれば9836円が一つのメドになる。

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