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【株式・前引け】日経平均はほぼ横ばい、為替介入の憶測などから方向感のない展開

 13日の東京株式市場前場はほぼ横ばい。日経平均株価の前引けは9926円81銭と前日終値比0円89銭高だった。TOPIXは同1.73ポイント高と小幅ながら3日ぶりの反騰。  日経平均株価の寄り付きは34円安と下げて始まった。欧州財政不安や米国景気減速懸念から、前日のNYダウが58ドル88セント安と3日続落となるなど、欧米の主要指標が軒並み下げたこと、さらには、同じく欧州不安などから朝方の為替相場が一時ドル円で78円半ば、ユーロ円で109円台をつけるなど、円高への警戒感が高まったことが背景だ。寄り付き前の外国証券経由の売買注文も11日営業日ぶりに40万株の売り越しとなっていた。  しかしその後、先物で大口の買いが断続的に入ったことなどにより、下げ幅は急速に縮小、9時10分には前日終値比プラスに転じた。急速な円高進行で為替介入への観測が広がり、ドル円で79円台後半まで戻したほか、昨日に引き続き日銀のETF買いが入るのではないかとの臆測を出ている。  ただ、10時28分に47円高と前場の高値をつけた後は、相場全体を盛り上げる勢いはなく、その後上げ幅をジリジリ切り下げ、前引けはほぼ前日の水準と方向感のない展開となった。東証1部の出来高、売買代金はそれぞれ8億3909万株、5238億円と低調だった。  業種別では33業種中22業種が上昇、10業種が下落、食品は変わらず。上昇率上位は鉱業(1.88%上昇)、卸売(1.35%上昇)など。電力株も堅調。一方、円高からユーロ比率の高いニコン、キヤノンなど精密(0.91%下落)が下落率のワースト。  午後にかけてのポイントは円高と上げて始まったアジア市場。ただ、日本時間今夜のFRBバーナンキ議長の議会証言にマーケットの関心は移りつつあり、それまで方向感のない相場が続く可能性がある。 

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