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【株式・大引け】日経平均は6日続伸で9000円台回復だが、後場は米景気の様子見強まり伸び悩む

 9月1日の東京株式市場は6日続伸で、約2週間ぶりに9000円台を回復した。日経平均株価は前日終値比105円60銭高の9060円80銭、TOPIXは7.68ポイント高の778.28で引けた。後場に入り、米国の重要経済指標の発表を控えた様子見ムードが強まったほか、為替が円高方向に振れたことが売り材料となった。東証1部の出来高は概算で17億0507万株、売買代金は1兆1628億円だった。  前場は前日の欧米株高が好感され、寄り付きから買いが先行する展開となった。日経平均は前日比61円高と9000円台を回復して寄り付いた後、対ドル、対ユーロともに為替の円高傾向が一服したことが買い材料となった。10時38分には前日比142円高の9098円の最高値を付け、その後も下げ渋り、結局9080円で前引けを迎えた。昼のバスケット取引は約554億円の成立で、売り買い均衡と伝えられた。  ただ、後場は一転して伸び悩む展開となった。米国のISM製造業景気指数や雇用統計など重要指標の発表を控え、様子見ムードが強まったほか、欧米株の上昇基調が続き、過熱感が意識されたことが売り材料となった。日経平均は後場、9075円と上げ幅を若干縮小して寄り付いた後、ジリジリと値を下げる展開に。前場に好感された円相場も、後場に入って円高方向にやや修正されたことが利益確定売りにつながった。14時35分には前日比76円高の9031円にまで伸び悩み。その後反発したが、結局、前引けを下回る9060円で取引を終えた。  業種別では、東証33業種のうち28業種が値上がり、5業種が値下がりとなった。値上がり率上位には鉄鋼、輸送用機器、食料品などが入り、値下がり率上位には紙・パルプ、石油・石炭、サービスなどが入った。個別銘柄では値上がり銘柄数が1015で61%、値下がり銘柄数が504で30%、残り145銘柄が変わらずだった。値上がり率の上位銘柄はソースネクスト、ナイガイ、インプレスホールディングスなど。一方、値下がり率の上位銘柄は澤藤電機、四国化成工業、エス・バイ・エルなどだった。  明日にかけての市場の関心は、日本時間で今晩発表の米国のISM製造業景気指数、明日発表の雇用統計の結果に向けられている。結果次第では、米国の景気下振れ懸念が改めて意識され、日本の株式市場の重しとなる可能性もある。

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