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【株式・前引け】欧米株高や値頃感からの買い戻しを背景に反発

 27日午前の東京株式市場は反発した。日経平均株価の前場終値は前日比150円43銭高の8524円56銭と上昇、TOPIXも740.56と同11.70ポイント高で引けた。いずれも3営業日ぶりの反発。欧米の株高や自律反発から買い戻された。ただ、前引け段階での東証1部の出来高は概算で7億5867万株、売買代金は4604億円と売買エネルギーは盛り上がりに欠ける。  欧州当局が債務問題に対して一段踏み込むとの観測を背景に、昨日の欧米主要国の株価は続伸。米国ダウ工業株30種平均は前週末比272ドル高と急進した。前週の大幅な下げを受けた値頃感からの買いが入ったほか、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイが自社株買いを発表したことなどが好感された。  欧米市場が上昇した流れを受けて、本日の日経平均は8496円33銭と反発して寄り付いた。自律反発機運が強まるなか、その後もしっかりした動きが続いた。ただ、円が高値圏にあるうえ、本日が9月中間決算の権利付き売買最終日ということもあり動きづらく、商いは低調だった。東京市場の本日朝方の外国証券9社ベースの売買動向は、売り1880万株、買い1370万株、差し引き510万株と昨日の買い越しから売り越しに転じた。  東証1部の値上がり銘柄数は1439と全体の86.4%に及んだ。値下がり銘柄数は147(同8.8%)、変わらずは79(同4.7%)。業種別では東証33業種のうち空運以外の32業種が上昇した。ゴムや非鉄、繊維の上昇率が大きくなった。  東証1部の値上がり率上位は、サクラダ、フルキャストホールディングス、カカクコムなど。一方で日本ケミコン、CSK、住商情報システムなどが値下がり率上位に並んだ。携帯電話の上位機種のスマートフォンへの切り替えを進めると報じられたこともあり、東芝、シャープ、日東電工、KIMOTOなどが買われた。  円相場の推移や、このところリスク回避や換金売りで軟調推移が続くアジア株の動向が後場の焦点となる。

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